「SKIN CARE」カテゴリーアーカイブ

Vol.27 乳液とクリーム 2

乳液をつかう

乳液の方が水分量が多いのでスッと肌になじみます。顔全体にやさしく、なじませるようにしましょう。

適量の乳液をとる
説明書に書かれている適量を手のひらにとったら、両手のひらにのばして頬から広げ、すべらせるようにやさしく全体になじませます。
肌への摩擦は角質を傷つけます。強く擦ったり、すりこんだりしなくても、ちゃんと肌に浸透しますのでご安心ください。

テカるところは控えめに
目のまわりや口元にもていないにのばしていきます。ただし皮脂が多くてテカリがちな部分に油分を与えすぎると、皮脂がつまってトラブルの原因になります。テカリがちな人は、額や小鼻などのTゾーンは控えめにしましょう。

クリームをつかう

皮脂の分泌が少ないところにつかいます。
20〜30代なら目元や口元のみで充分でしょうが、40代以降では皮脂の分泌の少ないところにも、プラスして塗るようにしましょう。

ピンポイントで塗る
適量のクリームを薬指にとり、皮脂の少ない目元や口元に、やさしくなじませます。ほかにも皮脂が少ないと感じる部分には、同じように塗っていきましょう。もちろんこすったり、すりこむことはしないように。

トントンとなじませる
クリームは、目元や口元など皮脂の分泌が少ないところにのみつければ充分なので、ほかの部分に広がらないように、指先でトントンとやさしく押さえるようになじませます。

Vol.26 乳液とクリーム

保湿ケアをしているけど必要?
乳液やクリームを使う最大の目的は、油分を補うことです。
皮脂の分泌量が十分ある30代までは、きちんとした保湿ケアができていれば、油分の補給は必要ありません。

しかし、40代からは水分だけでなく油分も低下するので、保湿美容液を全体につけた上から、乾燥しやすい目元や口元には乳液やクリームを、重ねることが必要になるでしょう。適度な油分を補うことは肌をやわらかく、なめらかにします。

どちらを使う?
乳液とクリームの違いは、水分と油分のバランスの違いです。
目元や口元にポイントとして使うのであれば、油分補給効果の高いクリームの方がオススメです。

乳液の選び方
乳液を使うのなら、セラミドなどの保湿成分が配合されたものがオススメです。ただし、30代までは必要以上に油分を与えない方がいいので、油分をあまり含まないものを選ぶのがポイントです。

クリームの選び方
肌に油分を補う目的であれば高価なクリームではなく、敏感肌用のシンプルなもので十分です。ベタつくのが苦手な人向けにジェルのようなものも出ていますが、油分を補うという意味ではやはりコクのあるクリームを選びましょう。
またクリームには油分補給の目的に加え、美容効果を狙ったものもあります。シワに効くのはレチノール、シミに効くのは油溶性甘草エキスがオススメです。

レチノールはビタミンAの一種で、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンを増やす作用があります。

油溶性甘草エキス(グラブリジン)は甘草という漢方薬から抽出される美白成分で、抗炎症作用を併せもっています。

つづく…

Vol.25 美容液をつかう

美容液は、保湿や美白、アンチエイジングなどの目的にかかわらず、素肌のもつ力を底上げするために、部分的に使うのではなく、顔全体に使いましょう。

適量の美容液をとる
まずは水っぽい美容液から付けていきます。
基本的には説明書のとおりの量ですが、保湿美容液でしたら、乾燥具合に合わせて量を調整しましょう。ただし適量をつけることで効果が出るようになっていますので、量が少なすぎると効果はでませんので気をつけてください。

押さえるようになじませる
両手のひらに美容液を広げて、顔全体に押さえるように塗ります。
頬からなじませて目のまわりや小鼻のあたりの細かい部分にも、ていねいに塗っていきます。

マッサージする感覚
全体につけた美容液を顔の中心から外側に、中指と薬指を使ってやさしくすべらせるように、さらになじませていきます。ただし、肌が敏感な人はこのステップは省略しましょう。

仕上げに
目のまわりやフェイスラインを、手のひらや指先の腹で押さえてなじませます。

次の美容液をつける
美肌やアンチエイジングなど、異なる効果の美容液を2つ以上使うときは浸透をさせることをふまえて、先に水っぽいものを、そして油っぽいものを順番につけていきましょう。

Vol.24 美容液とは

美容液って?
大きな特徴は、保湿成分や美白成分などの有効成分が豊富に含まれていることです。
じつは、こういうものが美容液という正確な定義はされていないようで、各メーカーから、ジェル状のものやクリームようなもの、化粧水のようにサラサラのものまで、美容液として販売しています。

美容液の選び方
まずは配合されている成分を確認しましょう。美容液というからには何らかの美容効果を期待しますので、保湿成分や美白成分、アンチエイジング成分などの有効成分を確認して、自分の肌にあったものを選びましょう。何度もお話ししてきましたが、保湿目的であれば、保水力にすぐれたセラミドがオススメです。

最新技術が反映される
肌にあった美容液が見つかったら、むやみに使い分けるのはひかえましょう。乾燥する冬場は多めに使い、ベタつく夏場はやや少なめにするなど、使用量を調整するだけでいいのです。
また、美容液はどのメーカーも開発に注力していますので、最新のものを試したいときは、美容液から使っってみるのもいいでしょう。

美容液の種類と特徴
ひとつの美容液で、保湿も美白もシワ対策もというのは難しいので、目的にあったものを用意しましょう。

保湿美容液
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたもの。肌の水分をキープして、うるおいを逃さない効果があります。

美白美容液
ビタミンC誘導やアルブチン、カモミラETなどの美白成分が配合されたもの。シミのもとであるメラニンの生成をブロックするなどの作用があります。

アンチエイジング美容液
レチノールやナイアシン、ポリフェノールなどの有効成分が配合されたもの。肌のハリや弾力の下となる線維芽細胞に働きかける効果があります。

つづく…

Vol.23 化粧水をつかう

手でつけるときも、肌に刺激を与えないように気をつけましょう。

適量の化粧水をとる
使用量は化粧水によって違いますので、説明書を参考にしてください。化粧水はつけた分の大半が蒸発しますので、たっぷりつける必要はありません。また、何度も重ねづけしても、角質の2〜3層にしか浸透しませんので適量でいいでしょう。

サッとなじませる
手のひらで顔全体をサッとなじませます。仕上げは乾燥しやすい目のまわりとフェイスラインを軽く押さえるようになじませます。
顔をパチパチたたくと赤ら顔やシミの原因にもありますので、注意してください。

やっぱりコットンを使いたい
使い慣れているコットンで化粧水を使いたい人は、必ずやさしくいたわるように使いましょう。

適量をとる
コットンの裏側まで染みるくらいが目安です。化粧水の量が少ないと、肌に刺激を与えることになるので注意しましょう。

顔の内から外へ
化粧水をつけたコットンを顔全体に押さえるように、なじませていきます。コットンでたたいても、刺激を与えるだけで深くまで浸透しません。また、肌をこすりすぎると肌を傷つけますので、やめておきましょう。

つづく…

Vol.22 化粧水とは

化粧水ってどうしてつかうの?
化粧水何のためにつけるのかというと、清涼感があって快い気分になるためです。化粧水はスキンケアに不可欠なものと言うわけではありません。化粧水=肌のうるおいと思われがちですが、化粧水の大半が水なので、保湿成分があまり配合できないからです。

コットンは使う?
ふだんのスキンケアでしたらコットンを使う必要はありません。なぜなら、コットンを肌の上をすべらせるたびに、力を入れすぎたり、強くパッティングをしたりなど、間違いやすいことが多いからです。
強くこすったりすると、線維の刺激で角質に小さな傷がつきやすく、外からの刺激が肌内部に入りやすくなります。肌の乾燥や、老化を招く原因にもなりかねません。手でつけてもムラにはなりませんので、ご安心ください。

化粧水を選ぶなら
肌をみずみずしく整えるのであれば使用感で選ぶのもいいでしょう。使うなら効果も求めたいというのでしたら、自分に必要な水溶性の美容成分が入った化粧水を選びましょう。

ビタミンC誘導体
ニキビ、シミ、シワ、毛穴のたるみなど、あらゆる肌の悩みに対応した、オススメのスーパー成分です。通常、ビタミンCは肌に塗っても吸収されにくいのですが、リン酸などの油溶性物質とくっつくと誘導体となり、肌の内部へ入り込み活性型のビタミンに変わります。いくつかの種類がありますが、リン酸パルミチン酸型(APPS)がもっとも効果が高いようです。

各種抗酸化成分
水溶性の抗酸化成分なら、化粧水で使う意味があります。オウゴンエキス、リコピン、グレープシードエキスなど、各種植物性エキスがよく使われています。

保湿成分
アミノ酸(天然保湿因子)やヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分は、水溶性なので化粧水にもよく使われています。ただし、ヒアルロン酸やコラーゲンは配分量は少量です。なぜなら、高濃度に配合してあるものは美容液のカテゴリーに入ってしますからです。

つづく…