「シミ」カテゴリーアーカイブ

VOL.282 レチノイン酸ケア

レチノイン酸はビタミンAの誘導体で、クリームやゲル状にしたものを美容皮膚科で処方しています。メラニン色素を排出させる効果とともに、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンを増やす働きをします。

シミやシワ、たるみ、ニキビ跡の治療薬に使われていますが、とくに注入治療に向かない部位である目の下の小ジワやくまの改善に向いています。化粧品に含まれるレチノールよりも効果が強いので、そのぶん刺激も現れやすくなります。定期的に診察を受ける必要があります。

価格

1ヶ月分で2,000〜5,000円が目安になります。(保険適応外)

治療期間・頻度

目尻のシワの場合には、1~2日に1回のペースで使用し、3〜6ヶ月続けます。途中で診察を受ける必要があります。

安全性

使う量や濃度によっては赤みが出たり、皮がむけたりすることがあります。ケアを誤るとそこから色素沈着につながる恐れがあります。

塗布・導入系美容治療とは

肌に何かを塗ったり、それを電気で導入したりする治療になります。美容治療の中では最も肌に穏やかな治療になります。即効性はありませんが、地道に続けることで大きな効果につながります。

VOL.280 ビタミンCイオン導入

塗布・導入系美容治療

肌に何かを塗ったり、それを電気で導入したりする治療になります。美容治療の中では最も肌に穏やかな治療になります。即効性はありませんが、地道に続けることで大きな効果につながります。

ビタミンCを浸透させシミや小ジワを軽減

ビタミンCイオン導入とは、微弱電流を使って皮膚にビタミンCを浸透させる治療です。メラニンの生成を抑えて、コラーゲンの生成を助ける作用があります。シミや茶ぐま、小ジワやニキビ跡などに有効で、ピーリングで角質除去したあとに行うと、さらに吸収率が高まります。

家庭用のイオン導入器も売られていますが、クリニックで受けたほうが有効になります。ビタミンCの濃度も高いので、より効果を実感できます。

価格

1回2,000〜5,000円が目安になります。

治療期間・頻度

1回でも効果は期待できますが、2〜4週間に1回のペースで続けるとより効果を実感できます。

安全性

まれに電流の刺激が気になったり、肌に赤みがでたりする人もいます。

VOL.270 バスト・デコルテのエイジレスケア

バストはサイズの合った下着

乳腺はクーパー靭帯という繊維状の組織が支えることで、形を維持しています。しかし加齢やくり返し与えられる振動などで、しだいに靭帯が伸びてしまうことでバストが下がってしまいます。このクーパー靭帯を伸ばさないように気をつけることが大切なので、普段から胸のサイズに合った補正力のあるブラジャーをつけて、若々しいバストラインを守りましょう。

ノーブラで歩くことは、クーパー靭帯に負荷がかかり、バストが下垂する原因にもなります。スポーツの時もスポーツ用ブラなどを正しく使いましょう。また急激なダイエットはエストロゲンを減少させ、バストダウンをさせますので注意しましょう。

デコルテはUVケア

デコルテは、衣類の上から知らないうちに日焼けしていることが多いものです。日焼け止め化粧品を塗るだけでは不十分なので、ストールなどでのUV対策が大切になります。

さらに、ビタミンC誘導体配合の化粧水でのケアも有効です。ビタミンC誘導体は抗酸化作用があり、シミやニキビを防ぎます。同時にコラーゲンを増やす働きで、肌のシワやたるみを予防してハリを与える効果も期待できます。レチノール配合の化粧品もコラーゲンの量を増やす作用がありますのでおすすめします。

デコルテとは

首筋から肩周りにかけてと胸元の部分をトータルで「デコルテ」と呼ばれています。

VOL.266 きちんとケアしているつもりでもくすみが取れない

くすみのアレコレQ&A

Q. きちんとケアをしているつもりなのですが、はかなかくすみが取れない

A. シミのでき始めだったりすることが多い

ケアをしてもなかなか取れないという場合は、くすみではなくシミのでき始めだったりすることが多いようです。モヤモヤした全体的なシミは、くすみと勘違いしやすく紛らわしいものです。たたいたり、こすったりという、刺激の強いスキンケアをしている人に多いようです。

原因がはっきりしないときは、美容皮膚科を受診するようにしましょう。

VOL.235 シミ予防のためにUVファンデーションを使ったほうがいいのか

シミのアレコレ Q&A

Q. シミ予防のためにはファンデーションもUV用にしたほうがいいのでしょうか?

A. 毎日使うと肌の負担になることがあります

SPF値の高いUV用ファンデーションは、紫外線吸収剤を含むものが多く、毎日使うと肌の負担になることがあります。パウダーファンデーションはSPFの表示がなくても、紫外線をはね返す紫外線散乱剤と同様の効果があります。これにより日々のUV対策には、敏感肌用のパウダーフェンデーションを使い(SPF表示のないもので可)、レジャーの時だけ高いSPF値のものを使うのが、肌に負担をかけない賢いUV対策になります。

VOL.162 紫外線対策にはパウダーファンデーション
VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法
VOL.164 レジャーの時は日焼け止め化粧品を賢く活用
VOL.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード
VOL.166 最強のUVケア

VOL.234 蛍光灯の光にも紫外線が含まれているのか

シミのアレコレ Q&A

Q. 蛍光灯の光にも紫外線が含まれているのでしょうか?

A. ごくわずかですが紫外線が含まれています

蛍光灯は、蛍光管内の水銀で発生させた紫外線を蛍光物質が吸収して、目に見える光(可視光線)に変える仕組みになっています。蛍光管は紫外線をあまり透過しないガラスに包まれていますので、蛍光灯から外にでてくる紫外線の量は、太陽光に比べたらごくわずかです。

また電球から出てくる紫外線はさらに少ないので、照明による日焼けまでは考えなくても大丈夫でしょう。さらにLED照明は紫外線を出しません。