「BEAUTYGRAPH」カテゴリーアーカイブ

Vol.22 化粧水とは

化粧水ってどうしてつかうの?
化粧水何のためにつけるのかというと、清涼感があって快い気分になるためです。化粧水はスキンケアに不可欠なものと言うわけではありません。化粧水=肌のうるおいと思われがちですが、化粧水の大半が水なので、保湿成分があまり配合できないからです。

コットンは使う?
ふだんのスキンケアでしたらコットンを使う必要はありません。なぜなら、コットンを肌の上をすべらせるたびに、力を入れすぎたり、強くパッティングをしたりなど、間違いやすいことが多いからです。
強くこすったりすると、線維の刺激で角質に小さな傷がつきやすく、外からの刺激が肌内部に入りやすくなります。肌の乾燥や、老化を招く原因にもなりかねません。手でつけてもムラにはなりませんので、ご安心ください。

化粧水を選ぶなら
肌をみずみずしく整えるのであれば使用感で選ぶのもいいでしょう。使うなら効果も求めたいというのでしたら、自分に必要な水溶性の美容成分が入った化粧水を選びましょう。

ビタミンC誘導体
ニキビ、シミ、シワ、毛穴のたるみなど、あらゆる肌の悩みに対応した、オススメのスーパー成分です。通常、ビタミンCは肌に塗っても吸収されにくいのですが、リン酸などの油溶性物質とくっつくと誘導体となり、肌の内部へ入り込み活性型のビタミンに変わります。いくつかの種類がありますが、リン酸パルミチン酸型(APPS)がもっとも効果が高いようです。

各種抗酸化成分
水溶性の抗酸化成分なら、化粧水で使う意味があります。オウゴンエキス、リコピン、グレープシードエキスなど、各種植物性エキスがよく使われています。

保湿成分
アミノ酸(天然保湿因子)やヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分は、水溶性なので化粧水にもよく使われています。ただし、ヒアルロン酸やコラーゲンは配分量は少量です。なぜなら、高濃度に配合してあるものは美容液のカテゴリーに入ってしますからです。

つづく…

Vol.21 正しい洗顔方法

正しい方法で
クレンジング同様、洗顔方法を正しく行わないと肌に負担のかかるプロセスとなります。
洗顔は泡で汚れを落とすものなので、ゴシゴシこすってしまうと角質を傷つけてしまします。また、洗浄剤ですんので、時間をけると肌に負担がかかります。約1分〜1分半で手早く行いましょう。

ぬるま湯で顔をぬらす
手を洗って雑菌を落としてから、顔を人肌程度のぬるま湯で素洗いしておきます。

洗顔料を泡立てる
適量の洗顔料を手のひらにとり、水を加えながら泡立てます。このときに空気を含ませるのが重要です。
泡の量が少ないと、洗顔料の濃度が高すぎてしまうのと摩擦の原因になります。泡だては、手と手を重ね合わせた間に、泡のクッションができる程度を目安にします。

順番は一緒
まずは、皮脂の多いひたいや鼻にかけてのTゾーンに、泡をのせていきます。クルクルと円を描くように、軽く汚れとなじませます。
次に、額やあごのUゾーンにも泡をのせて、同様に転がすように軽く汚れとなじませます。
最後は、目元や口元など肌が繊細な部分にも泡をのせて軽くなじませていきます。

充分にすすぐ
人肌程度のぬるま湯で、すすぎ残しがないように、ていねいに洗い流します。とくに、髪の生え際やこめかみ、フェイスラインやあごの下などに泡が残らないようにしましょう。

ポイント
・充分に泡だてる
・ゴシゴシこすらない
・すすぎ残しをしない
・時間をかけすぎない
・仕上げの冷水はやらない

Vol.20 洗顔

洗顔の役割
顔の肌は衣服などに覆われていませんので、常に排気やタバコの煙、ほこり、空気の汚れなどにさらされています。さらに汗や皮脂、古い角質、メイクアップ料などが混ざり合っています。
この肌の汚れをそのまま放置すると雑菌が繁殖したり、皮脂が酸化して過酸化脂質がつくられてしまい、肌の刺激物に変化してしまします。

朝の洗顔が必要なのは、寝ているあいだに分泌された汗や皮脂と、空気の汚れを落とすためです。

クレンジングで全部落ちないの?
クレンジングはメイクアップ料など油性の汚れを落とし、洗顔料は水性の汚れを落とすことに、それぞれ特化してつくられています。
それなのでメイクをした日にはクレンジングと洗顔が必要ということになるのです。

洗顔料の種類
洗顔料を選ぶとき、あくまでもしっかり汚れを落としてくれて、肌に余分なものが残らないようなものを選びましょう。

余分なものとは、うるおい成分であるで油分のこと。
洗顔後にそれが油膜のように肌に残るのでしっとりとした感触になりますが、それが後から使う化粧品の浸透の妨げになるおそれがあるのです。

固形石けん
シンプルな固形石けんであれば、余分な油を含まないものが多い。オイリー肌の人は浴用石けんを使ってもOK。

洗顔フォーム
肌への負担は強いものから弱いものまで様々です。しっとりタイプは30〜40%の油分を含み、肌に油膜を残します。

パウダータイプ
洗顔フォームと同様、洗浄力が強いものから弱いものまで様々です。

泡タイプ
手早くサッと洗顔できるのが便利な反面、強い界面活性剤を配合しているものもあるので選び方は難しいです。

泡立たないタイプ
洗浄力が弱く汚れが十分に落ちないので、水でもしみるほど肌あれがひどい人以外の方にはオススメできません。

つづく…

Vol.19 ポイントメイクオフ

専用リムーバー
落ちにくいマスカラや口紅を使ってメイクをしたときは、専用のリムーバーを使うのがベストです。とくに、ロングラスティングのものを使ったときには必須となります。これは落ちのよさだけではなく、肌への負担をかけないためでもあります。

※ロングラスティングとは、塗布した状態が長持ちすること。英語の「long-lasting」

マスカラはメーカーによって、フィルムで固める、ワックスで固める、シリコン樹脂で固めるなど、さまざまな方法でつくられていますので、使っているメーカーのリムーバーを使いましょう。
もし、使っているメーカーがリムーバーをつくっていない場合には、化粧品店にいって相談してください。

ポイントメイク落とし
顔全体のクレンジング前に落としておきましょう。
メイクオフしにくいロングラスティングのアイメイクや口紅を落とすときには、どうしても強くこすりがちになります。目元や唇は皮膚が弱い部分なのでやさしく扱います。

コットン湿布で1分間
専用リムーバーをコットンの裏からしみでるくらい含ませたものを、両目と口元分の3枚を用意します。両目、口元にのせてフィットさせます。そのままメイクアップ料が浮くまで約1分間待ちます。

汚れをぬぐい取る
湿布していたコットンをゆっくりと動かし、こすらないようにメイクアップ料をぬぐい取ります。このときアイラインや口紅が少し残っていても、気にしないで洗顔に進みましょう。

つづく…

Vol.18 クレンジング方法

正しい方法で
メイクを落とすプロセスは肌にとって一番負担になるものです。
まずクレンジング料は適量を使いましょう。適量は商品によって異なりますので、説明書を参考にしてください。量が少ないと摩擦が起きてしまいます。
そして肌に負担がかかりますので、なるべく短時間で終わらせるように。時間をかけすぎると肌のうるおいまで落としてしまうので、すすぎを含めて約1分間で終わらせるように心がけましょう。

まずはTゾーン
まずは適量の半分を手にとり、比較的皮膚の強い部分の額から鼻にかけてのTゾーンにクレンジング料をのせて、指の腹を使って軽くメイクアップ料となじませていきます。力を入れすぎると、角層に傷がつき肌あれの原因になります。

次にUゾーン
再び適量の半分を手にとり、アゴや頬のUゾーンにクレンジング料をのせて、手のひらで卵のカラを割らない程度の、やさしい力加減で軽くメイクアップ料となじませていきます。
小鼻は細かな凹みに入り込んだ汚れもしっかり浮かせるように、指を上下させながら、やさしくなじませます。

そして目元、口元
もっとも皮膚が弱い部分の目元や口元など細かいところにもクレンジング料をのばします。ここは特にやさしく、ていねいにメイクアップ料となじませていきます。
唇の下の凹みは汚れが残りやすいところなので、歯と唇の間に舌を入れて、盛り上がらせると馴染みやすくなります。指はクルクルと動かします。

最後に手早く洗い流す
クレンジング料は肌に負担がかかりますので、人肌程度のぬるま湯を使って手早く洗い流します。すすぐときの温度が熱すぎると、肌の乾燥をうながし、冷たすぎは油が固まって汚れが落ちません。
クレンジング後に多少のベタつきがあっても大丈夫です。続けて洗顔料を使って洗顔を行えば、ベタつきもキレイに落とせます。

ポイント
・ゴシゴシしない
・クレンジング料はケチらない
・時間をかけない
・熱湯や冷水ではすすがない

つづく…

Vol.17 クレンジング

クレンジングって?
どうしてクレンジングをするのでしょうか?クレンジングで落とすものは油性のメイクアップ料になります。そのため、メイクをしている日にはクレンジングが必要になります。

クレンジングの主な成分は油分と界面活性剤、その他です。
油性のメイクアップ料を肌から浮き上がらせて落とすには、どうしても油分が必要になります。さらに洗い流すときの水と油分をなじませる役割として、界面活性剤が配合されています。
これらの油分、界面活性剤、水の配合量が変わることでオイルタイプやクリームタイプなどの形状に分けられるようになっています。

メイクに合ったクレンジング
クレンジングは形状によって刺激の強さが変わり、メイクの落ち具合にも特徴があります。では、何を基準に選べばいいのでしょうか?
ズバリ!メイクの濃さに合わせて使い分けることです。

メイクオフの強い方から順に、オイル>>クリーム>>ジェル>>ミルクとなります。メイクが濃いときにはメイクオフ力も強くないと落ちにくく、休日などメイクが薄いときには弱いものでも十分に落ちます。
ただし、メイクオフ力が強いものは肌への負担も大きくなります。

クレンジングの種類と刺激の強さ

シートタイプ
油分でメイクを浮かせるというプロセスを省略し、界面活性剤の洗浄力だけで落とすので、肌やの負担とダメージがかなり大きいです。さらに、拭くときにどうしても小さな傷をつけやすいのでご注意ください。

オイルタイプ
界面活性剤が多く含まれているので、メイクがサラッと簡単に落ちるのと、すすぎが早いところが人気の理由です。そのぶん肌への負担とダメージが大きいので、使用するのは特別メイクの濃い日だけにしたいところです。

ジェルタイプ
乳化していない透明のジェルタイプは界面活性剤が多く含まれるので、肌への負担は大きいです。

クリームタイプ
適度な油分を含み、メイクオフの力と肌へのやさしさを兼ね備えていますので、デイリーで使うのにはオススメです。

ミルクタイプ
肌にはやさしく水分が多いのでメイクオフ力は弱めです。またメイクとなじむまでに時間がかかるので、肌をこすってしましがちなので注意しましょう。

つづく…