「食べるスキンケア」カテゴリーアーカイブ

VOL.567 シワ改善の食品とケア

ヒアルロン酸と保湿で肌をいたわる

少し慌ただしい日が続いたりして、睡眠や食事が十分に摂れないときもあります。すると肌はカサカサに、頬には無数の縦ジワができてしまうのを見ると、肌は正直だなと思うでしょう。そんな時にいくら高級な化粧品を塗ってもダメです。体内の不調が原因でできたシワは、やはり体内から治さなくてないけません。質のいい睡眠と栄養たっぷりの食事、そしてリラックスすることが一番の特効薬です。

食べてシワ予防をするならハチミツがオススメです。ハチミツにはミネラル、酵素、ブドウ糖、ビタミンが豊富なので、肌を強く滑らかにします。レモンを加えてお湯を注いだドリンクにしたり、トーストにつける、紅茶に入れるなど、摂り入れやすい方法で食事に加えてみてください。

また、ヨードやカルシウムを多く含むひじきは、皮膚や髪の毛の老化を予防することで有名です。水で戻してから油揚げ、ちくわ、こんにゃく、豆、レンコン、にんじんなどと組み合わせて、ごま油でサッと炒めてから煮ると、いろいろな栄養が一度に摂れる完璧な美肌煮の完成です。

さらに乾燥肌の話でも紹介したヒアルロン酸も忘れてはいけません。そもそも肌が乾燥しやすいとシワになりやすいので、シワ予防には保湿が重要なのです。強力な保湿力を持ち、肌の針を保つのに一役買ってくれるヒアルロン酸はサケ、カレイ、鶏手羽肉、山いも、里いもなどに含まれています。

お手入れは、マッサージで筋肉を元気にしてあげるのが効果的です。そうすると弾力を強化できるのです。また、縦のシワには横に、横のシワには縦に、つまりシワが消える方向につまんで修整するのも地味ですが大事なケアです。さらにシワになりやすい目元や口元には、美容液やクリームをこまめに使って保湿を心がけましょう。

シワは一日にしてならず。一年かけてつくったシワを戻すには、3年かかるといわれます。だから予防が重要なのです。

VOL.566 むくみ改善の食品とケア

カリウム摂取とリンパマッサージ

顔がむくんでいるからといって、水分を控えるのは間違いです。むくんだ時こそ水分をたっぷり摂って、体内から塩分を排出することが肝心です。朝コップ一杯のぶところを二杯という具合にして利尿を促すようにしましょう。

食べ物で同じような働きを求めるなら、利尿効果を高めてくれるカリウムを摂るのが効果的です。水分が98%といわれるキュウリやスイカ、わかめ、じゃがいも、バナナ、メロンなどにカリウムが含まれています。
ただし、利尿作用のあるものは、寝る前より昼間食べたほうが、余分なものが排出されやすいといいます。

お手入れで飲む解消法としては、リンパマッサージがオススメです。たっぷりのマッサージクリームを使って、耳の後ろのくぼみ(耳下腺)、首の両側、鎖骨のくぼみ、、脇の下などにあるリンパ節を順に指で押し、ゆっくりと老廃物を流し出し体内を浄化していく、いわば解毒ケアです。

しかし、むくみの場合、スキンケアではなかなか解消できないのが事実です。栄養バランスのいい食べ物や質のいい睡眠、そしてマッサージなど、体の中からケアしていくのが一番です。その上で自分に合ったスキンケアをすれば、肌はどんどん輝き始めます。

全てのトラブルに共通することが、どうせ治らないからといって放っておくと、状態はどんどん悪化することになります。寝不足で顔がむくんでいると感じたら、30分でも40分でも時間を見つけて横になりましょう。美肌づくりの基礎は、先手必勝です。

VOL.565 くすみ改善の食品とケア

塩分を控えてビタミンCを体内から摂る

くすみやクマで悩んでいる人は、辛いものや塩っ辛いものが大好きということが多いようです。もっとも食べ物の好みというのは、そう簡単には変えられないものですが、くすみやクマが気になる人は、いつもより塩分を少なくすることから始めてみましょう。

黒豆は滋養強壮にいいといわれていますが、肌にもとてもいい成分が含まれています。何といっても、タンパク質をはじめ、ビタミンB1、B2、E、カルシウムなどの栄養をバランスよく含んでいて、新陳代謝を活発にしてくれるので、くすみ対策にもぴったりです。

さらに美白という意味では、ビタミンCがオススメです。緑茶やパセリ、えんどう豆、柿、ゆずの皮などに含まれています。また、アサリやほうれん草など鉄分を含むものは顔色をよくしてくれて、もやしは美白や肌の若返りが期待できます。

とはいえ、塩分の摂りすぎだけがくすみを招くわけではありません。睡眠不足や不完全なクレンジング、顔剃りなど原因はさまざまです。皮膚は酷使すればするほどガードを固くして、分厚くなってしまいます。タオルで顔を拭くときもゴシゴシこすらず、水分を押さえるようにして吸い取るようにしましょう。

化粧品でケアをするなら、ホワイトニング化粧水によるローションパック、ホワイトニングマスク、ビタミンCパックなどが効果的です。頬や目のまわりなど、特にくすみが気になる部分には、そこだけビタミンC入りの美容液でパックをしてもいいでしょう。

VOL.564 乾燥肌改善の食品とケア

βカロテンとローションパックで水分補給

若いころはギトギト肌で悩んでいた人も、年齢とともに水分や油分が目減りしていくことに気づくはずです。

人間の体の70%は水分といわれていますが、赤ちゃんの頃はプリプリした肌をしていても、おばあちゃんになるとカサカサ、シワシワになるでしょう。これは水分が減って枯れるということです。しかし、食べ物や化粧品、ライフスタイル次第で、乾燥はいくらでも防ぐことができます。

普段から水分をしっかり補給して、朝食にキウイやイチゴを食べたり、サラダのドレッシング代わりにレモンをかけたりして、ビタミンCを補給するのは肌にいいことです。
また、野菜にも乾燥を防いでくれるものがたくさんあります。βカロテンを豊富に含んでいるカボチャやニンジン、ほうれん草などは肌をしっとりとさせてくれます。

肌に弾力を与えてくれる成分として知られているヒアルロン酸は、化粧品に使われているだけでなく、食べ物からも摂ることができます。ヒアルロン酸を含む食品は、サケ、カレイ、鶏手羽肉、山芋、里いもなどです。サケの皮にはβカロテンの吸収を助け、肌をよりしっとりさせるビタミンDも含まれています。

スキンケアにおいては、肌にたっぷりとうるいを与えること、水分と油分のバランスをとることが肝心になります。乾燥が気になるなら、毎日ローションパックをして、余力があればその上からラップで覆い、スチーム効果を利用して肌に美容液を浸透させます。肌に入っていった成分を閉じ込めるためのフタはクリームでしっかりとしましょう。

また、意外と忘れがちなのが、タバコやストレスが乾燥の原因になることです。女性の方は特に、きれいな肌になりたかったら、タバコをやめることも考えましょう。そしてどんなに忙しくても、日に一度はリラックスできる時間を作りましょう。

VOL.563 肌トラブル改善の食品とケア方法

食事で肌は変わる

医食同源という言葉がありますが、これは「病気を治すのも、食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じ」だということ。

また「肌は内臓を映し出す鏡」とも言われます。つまり皮脂と水分のバランスが良くキメの整った肌、シミやソバカスのない肌は、体内のバランスが高いレベルで保たれている証拠になります。

美肌のためには、体内が健やかでなければならない。だから健康にも気を使ったほうがいい。食事が変われば体質が変わる。体質が変われば肌が変わる。そして性格も変わる。決して大げさな話ではなく、本当に人生が変わる。

スキンケアもそうですが、ダイエットや体質改善でも効果が出るのは3ヶ月たってからなので、ちょっと食べ物を変えたくらいで「肌が変わらない」のは当然で、あなたが「なりたい肌」をイメージして、調味料などから少しずつ改善していくことです。だんだん「これには卵が入っている」とか「肌がくすんでいるから、塩分を控えよう」など、食事に対して興味が湧いてくるようになります。

化粧品には敏感なのに、食べることには無関心というのでは、決して綺麗にはなれません。化粧品よりも、まず食事で体内ケアを重視しましょう。体が整わないと、スキンケアもメイクもスムーズにはいかないようです。

VOL.562 卵・乳製品編について

必要なタンパク質を手軽に摂るなら卵や乳製品は不可欠です。特に卵は栄養の宝庫で、古くから滋養に用いられて来たほどです。牛乳はチーズは少量でもタンパク質、カルシウムをしっかり摂れるため、とても重宝な食材です。

どちらも料理に取り入れやすいので、いつもの食事にプラスしてみましょう。

次回からは、肌トラブル改善の食品とケア方法についてのお話になります。