くすみのアレコレQ&A
Q. きちんとケアをしているつもりなのですが、はかなかくすみが取れない
A. シミのでき始めだったりすることが多い
ケアをしてもなかなか取れないという場合は、くすみではなくシミのでき始めだったりすることが多いようです。モヤモヤした全体的なシミは、くすみと勘違いしやすく紛らわしいものです。たたいたり、こすったりという、刺激の強いスキンケアをしている人に多いようです。
原因がはっきりしないときは、美容皮膚科を受診するようにしましょう。
正確には、くすみとは角質が厚くなって肌が黒ずむことや、血行不良で顔色が悪くなった状態などのことをいいます。しかし、どんな状態を肌のくすみととらえるのかは、人それぞれです。シミや小ジワのでき始めや、軽い日焼け、小さい湿疹、くまなどを肌のくすみと思う人もいます。
原因がはっきりしないときに自己流でケアをすると、肌のトラブルになることもあります。たとえば湿疹があるのにピーリングを行うと悪化する可能性があるようにです。迷ったときには美容皮膚科を受診するようにしましょう。
メイクが粉浮きしたり崩れたりすると、肌がくすんで見える原因になります。これを防ぐ方法は、朝のメイクを「水分多め、油分少なめ」にメイクを仕上げることがポイントです。
まず「水分多め」に仕上げるには、保湿美容液を使います。とくに保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸配合のものをたっぷりつけます。
続いて「油分少なめ」にするには、下地などのクリームを塗りすぎないことです。自分の皮脂が出てきて、天然の下地になるのがちょうどいいくらいです。
朝のメイク前は、肌だベタつくのがイヤで、保湿美容液を少ししか塗らない人も多いようですが、日中カサつかない肌をキープするには、朝はちょっとベタつくくらいの保湿美容液が必要になります。
くすみが気になる朝は、メイク前にピーリングを行うのがおすすめです。古い角質を取り除くピーリングをすることで明るい肌色を取り戻しましょう。
メイク前に保湿美容液をつけながら、軽くマッサージを行うと、くすみの改善に効果的です。
無理に明るい色のファンデーションを使うと顔だけが浮いて見えて、不自然な印象になりがちです。ファンデーションの色を重ねることでくすみを隠すのではなく、ベースメイクをひと工夫してくすまない肌を目指しましょう。
くすみを隠そうとして、肌の色より明るい色のファンデーションを選ぶ人が多いようですが、それだと顔だけが浮いて見えてしまい、かえって不自然になります。確かに顔は明るく見えますが、首の色と違いすぎて、逆に若づくりしている印象になります。
ファンデーションはあくまでも自分の本来の肌の色に合うものを使うことが大切になります。
光を反射させるハイライトや血色がよく見える色味のチークを足して、顔色を明るく見せる印象にしましょう。Tゾーンや目元にハイライトをのせると、顔色が明るく見えます。無理に肌を明るく見せることよりも、健康的に見せることを意識しましょう。
朝メイクをしたときは、肌がつるりとして美しく見えます。これはファンデーションの粉が肌に均一な膜をつくり、光を反射させているからです。しかし時間が経つと皮脂が出てきてメイクが崩れてくると、膜がヨレてしまい影ができてしまいます。白いシャツがくしゃっとヨレると、真っ白に見えなくなるのに似ています。
その影をつくらないためにも、こまめにあぶらとり紙で皮脂を取り、上からフェイスパウダーをはたいてメイクを直し、肌の表面を整えるようにしましょう。
血流をよくするといえば、思い浮かぶのがマッサージだと思います。正しく行えば、血行不良でくすんだ肌を明るく導いてくれます。ただしマッサージは不用意に行うと、肌をこすってしまい、摩擦による刺激で負担がかかってしまいます。朝晩のスキンケアの際に保湿美容液などをたっぷりなじませ、すべりのよい状態で軽く行うのが効果的です。シ
ミやシワ用の美容液は、人によっては刺激が出やすいので、マッサージの前は控えましょう。
またツボ押しは、こすらずに済むので肌に負担なく血流の改善ができる方法です。朝晩の習慣にしてみましょう。
頬骨の下を耳側にたどるとある、凹んだ部分で、口を開けると出っぱるところです。
唇のすぐ下で、中央のくぼんだところです。
瞳の真下の骨のフチから、指幅1〜1.5本ぶんほど下にあるくぼみです。
・洗顔後、スキンケアのあとに行う
・3秒押して、パッと離すのが1セットとする
・3箇所のツボを、それぞれ1日3〜5セット行う
・手のひらに保湿美容液を広げて、頬を手のひらで包むように顔全体になじませます。
・薬指の腹に美容液を少し足して、中指と薬指の指先をくっ付けてキツネの顔をつくる「キツネ指」で、小さな円を描くように、卵を扱うようにやさしくマッサージをしながらなじませます。
・手のひらで額を押さえて、手に残った美容液をキツネ指でなじませます。
・なじませる方向は、内側から外側へ、下から上にが基本です。ただし鼻だけは上から下にマッサージをします。小鼻の部分も上から下へなじませます。
・中指と薬指で目の周りを軽く押さえます。美容液をなじませてから、軽くマッサージをするような感覚になります。
・中指と薬指の指先でフェイスラインに沿って軽く押さえて、マッサージは終了です。こすり過ぎもよくないので、3分くらいを目安にしましょう。