VOL.199 ストレスを上手に解消して若肌を守る

何もしないでボーッとする

ストレスとは「イヤなこと」ととらえがちですが、必ずしもそうではなく、「気持ちが高まること」すべてを指しています。

たとえば職場であなたが望んでいた仕事を任されたときなど、嬉しいことであっても体はストレス反応を起こし、前述のように不眠になったり、肌あれを起こしたしすることもあります。結婚や引越し、休暇など、こうした大きな変化はおおむねストレス症状を起こす可能性があるのです。ストレス解消法として思いっきりカラオケで歌うとか、ショッピングをして発散する人がいますが、もっと科学的に考えてみましょう。

ストレス症状は、交感神経の緊張による部分が大きいので、まずはその緊張を解くこととからはじめます。少しでもリラックスできる時間をもちましょう。好きなことをすることが、逆に気を張ってストレスになるといけませんので、むしろ何もしないでボーッとすることをおすすめします。

帰宅したらあれもこれもと片付けに追われ、気がついたらもうこんな時間、早く寝なくては。というような生活が一番よくありません。日々の生活の中で5分でも10分でもいいので、ボーッとしながら腹式呼吸やゆったりとしたストレッチなどをする時間をもうけてから眠るようにしましょう。また、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるってみたり、お風呂場に観葉植物や好きなオブジェを置くことも癒し効果があります。

ウォーキングでセロトニンの分泌を増やす

時間があるときは運動をしましょう。ウォーキングなどの大きな筋肉を使う運動は、「セロトニン」という神経伝達物質の分泌を高め、気持ちを明るくしてくれます。

リラックスを促す香りを活用

臭覚は五感の中でもっともストレートに大脳辺縁系に作用し、感情に働きかけます。つまり良い香をかぐと、無条件に良い気分になれるのです。昔から西洋ではアロマ、東洋ではお香などが利用されていますので、このようなことが経験的に知られていたようです。

興奮作用のあるカフェインやタバコを控える

交感神経を興奮させてストレス症状を悪化させるものは、カフェインやタバコなどです。またアルコール類は一時的にリラックス効果をもたらしますが、体内で分解されるときに覚醒作用を表しますので、あまりおすすめできません。そのためアルコールを習慣的に飲むと、かえって不眠症になってしまします。お酒は楽しく飲むものですので、イライラするからとか、眠れないなどの理由での飲酒は、アルコール依存症の原因にもなりますので注意しましょう。

ストレスの原因は、仕事であれ家庭内のことであれ、どうにもならないことが多いものです。しかし同じような状況にあっても、非常にストレスフルになってしまう人とそうでない人がいます。本人の受け止め方次第で大きく変わってきますので、息を抜いて、自分の中のはりつめたものを解きほぐすことが大切になります。

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