VOL.714 花椒 〜用語辞典

花椒(ホワジャオ)は、山椒の仲間で、さわやかな香りとしびれるような辛味が特徴の、中国原産のスパイスです。日本では「かしょう」と呼びます。

花椒は、ミカン科サンショウ属の植物で、主な原産地は四川省、河北省、河南省などです。直径3mmほどの赤い実を乾燥させ、その果皮を使用します。熟した花椒の赤い果皮が弾けて割れている様子が、まるで花が咲いているようだということから、「花椒」と呼ばれるようになりました。料理のスパイスとしての食用のほか、薬用としても使用されます。花椒をひいて粉にしたものを「花椒粉(ホワジャオフェン)」と呼びます。

山椒にはいくつかの種類があり、食用に利用されるものは「山椒」と「花椒」がありますが、花椒は柑橘系のさわやかな香りと舌がしびれるような刺激的な辛みがあります。同じ用途に使えますが、一般的に山椒は日本料理に、花椒は中華料理に用いられ、四川料理には欠かせないスパイスで、代表的なのは麻婆豆腐です。

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