VOL.445 アーモンド〜手軽な美肌おやつ①

油脂に含まれるオレイン酸が、老化防止とコレステロールの低減に有効

アーモンドの油脂には不飽和脂肪酸のオレイン酸が豊富に含まれています。オリーブオイルにも多く含まれる成分で、体内で酸化を防止してくれます。ほかにもマグネシウムやミネラルが多く含まれています。

【主な栄養素】

ビタミンE

「若返りのビタミン」と言われる、強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎます。また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立ちます。

ビタミンEは、紫外線や外的刺激から肌を守り、適度な潤いを保つために必要な「バリア機能」を安定させます。また、ビタミンEには血行促進作用があり、皮膚の新陳代謝を高め、メラニンの排出を促します。シミ・ソバカスが気になる方も積極的にとりたい美肌栄養素です。

脂溶性ビタミンであるビタミンEは、生で食べるよりも炒めものなど、油脂と一緒に摂取する方が吸収率が高くなります。酸化しやすい性質があるため、鮮度の良いうちに食べた方がいいでしょう。ビタミンC、βカロテン、ビタミンB2、セレンと一緒に摂ることで抗酸化力アップにつながります。

さまざまな食品から摂取できるため欠乏症は起こりにくいと考えられていますが、「欠乏した場合」、溶血性貧血、不妊症、眼の障害、筋力低下、神経障害などが起きる可能性があります。血行も悪くなり、冷え性や頭痛、肩こりなどを起こしやすくなります。また、血液中のコレステロールも酸化しやすくなるため、これが血管壁に入り込んで溜まり動脈硬化の原因につながります。

過剰摂取
体内に蓄積されにくい特性を持っているため、通常の食生活では過剰の心配はありませんが、アンチエイジングを謳ったサプリメントや健康食品等で、「長期の過剰摂取」により軽度の肝障害のリスクがあるため、目安量の摂取を心がけましょう。

オレイン酸

身体の中から老化を防止して、コレステロール値を下げ、血液をサラサラにします。

不飽和脂肪酸には、コレステロールを減らす作用がありますが、酸化しやすいという欠点もあります。しかし、オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では安定した脂肪酸で、「悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減少させない」働きがあるので、動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧など、生活習慣病の予防に役立つといわれています。

さらに、オレイン酸は皮膚を柔らかくする効果があり、気になる角質のゴワツキや乾燥による小じわなどを抑制、改善することができるので、美肌づくりにもうれしい効果が期待できます。

マグネシウム

起きているときは神経を活性化させ、安静時にはリラックスへ導く「セロトニン」の生成に不可欠な成分です。また、骨の成分としてカルシウムの1/3〜1/2の量が必要です。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□冷え・コリ
□イライラ
□便秘
□肌トラブル
□アンチエイジング
□不眠
□生理不順
□貧血

アーモンドで摂れる美肌栄養素

ビタミンE・ビタミンB2・マグネシウム・銅

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