「BEAUTY」カテゴリーアーカイブ

VOL.683 中華めん 〜用語辞典

中華めんは、小麦粉を原料とする中国発祥の麺の一種です。
かん水(鹹水)を使って作られることが必須であり特徴でしたが、現代では別の原料で代替されるものもあります。日本では、ラーメンや焼きそば、冷やし中華、中華風つけめんなどに使用されることが多い、料理の材料です。

かん水を入れることを除けば、基本的な製法は同じ小麦粉が原料のうどんやパスタと同じです。かん水がアルカリ性であることにより、小麦粉のタンパク質のグルテンの性質を変化させ、めんにコシのある噛みごたえとツヤ、小麦粉に含まれるフラボノイドを黄色化させた色合いと香りを与え、製法による縮れなど独特の特徴が出ます。

VOL.682 ディル 〜用語辞典

ディルは、柑橘類のような爽やかな香りと、ほろ苦さが特徴のセリ科のハーブの一種で、羽のような形の細くてやわらかい葉をしています。欧米では家庭料理などにもよく用いられるポピュラーなハーブで、古くから親しまれております。

和名では「イノンド」と呼ばれ、スペイン語名である「eneldo(イネルド)」が転じてイノンドとなったとされています。

ディルの茎や葉には爽やかな香りがあり、種子にはピリッとした辛味があります。茎の先には、黄色くて小さなかわいらしい花をたくさん咲かせますが、この花にはほんのりとした甘みがあり、料理のアクセントとして使われることもあります。

魚介類との相性がよいことから「魚のハーブ」ともいわれ、スモークサーモンやホタテのマリネなどに、種子はピクルスやマリネ、ビネガー、スープなどに使われます。ライ麦パンや焼き菓子などの風味づけにも使われます。

VOL.681 エンダイブ 〜用語辞典

エンダイブは、フランス語でシコレと呼ばれるため、チコリと混同されがちですが別の野菜です。キク科の一年草で、チコリ同様にキクニガナ属で近縁種になります。和名はキクヂシャといいます。

シャキシャキとした食感に独特のほろ苦さがあり、見た目はチリチリと波打った高級感たっぷりの西洋葉物野菜です。

VOL.680 チコリ 〜用語辞典

チコリは、レタスなどと同じキク科の多年草野菜です。ヨーロッパではスタンダードなスプラウト野菜として、フランスやオランダ、ベルギーなどでよく食べられています。別名アンディーブ、和名はキクニガナといいます。

葉や根には独特の苦味があり、しゃきしゃきとした水々しい食感で、甘さとほろ苦さが共存する味が特徴です。

VOL.679 グリュイエール 〜用語辞典

グリュイエール

グリュイエールはスイスを代表するハードタイプのチーズです。

「スイスの女王様」と言われる由緒正しいチーズで、わずかに酸味があり、エメンタールよりクリーミーでナッツのようなコクがあります。引き締まっていてしなやかな断面は、熟成が進むにつれて黄色が濃くなり、香りも強くなります。チーズフォンデュやラクレットなどに使われます。:

※ハードタイプとは、製造過程でセミハードタイプのチーズよりももっと水分を少なくした(水分が38%以下)、大きく重量のあるチーズです。

セミハードタイプよりも熟成期間が長く、6〜10ヵ月ぐらいじっくりと寝かせるため、非常に硬質で、濃厚な旨みのあるチーズに仕上がります。なお、通常は製造後6〜8ヵ月、長いもので1年ぐらいが食べ頃になります。ハードタイプもまた、おだやかに熟成が進むチーズなので、食べ頃がずっと続き、さまざまな料理方法でおいしさを楽しめます。

VOL.678 フォンティーナ 〜用語辞典

フォンティーナ

フォンティーナは、北イタリアを代表する“山のチーズ”です。

3ヶ月ほどの熟成で出荷され、心地よい芳香とナッツの風味、はちみつのような甘みが特徴の、やわらかめなセミハードタイプのチーズです。

この名前は、「Fontin」と呼ばれる牧草地、「Fontinaz」という村の名前、あるいは、古いフランス語で熱をかけると融ける性質を表す「Fontis」「Fondis」に由来するともいわれています。
6月15日から9月29日までの放牧期間につくられたフィンティーナは「アルペッジョ」とよばれ、珍重されています。

※セミハードタイプとは、チーズをつくる工程の中で、プレスして水分を38〜46%と少なくした、比較的硬い(半硬質)チーズです。

ナチュラルチーズの中でも保存性が高く、日本でもおなじみのチーズです。くせがなくて食べやすく、熟成期間は短いもので製造後3〜6ヵ月、長いもので1年ぐらいになります。また、おだやかに熟成が進むので、食べ頃がずっと持続するのもこのタイプのチーズの特長で、熟成によって食べ方を変えると、違った味わいが楽しめます。