「美肌レシピ」カテゴリーアーカイブ

VOL.568 ニキビ肌改善の食品とケア

ビタミンB2を摂って予防ケア

大人のニキビはいつも同じような場所に現れて、なかなか消えてくれないのがやっかいです。炎症がひいても跡が残りやすいので、とにかく予防をすることが大切です。そのためにも食事はとても重要な要素になります。

ニキビや吹き出物を防ぐなら、まずは腸内環境を整えることからです。身体の中から綺麗にお掃除することで、ニキビのできくい身体にしていくのです。それにはコンニャクが活躍してくれます。こんにゃくの主成分である食物繊維(グルコマンナン)が、腸内の掃除をしてくれるからです。腸内環境を整えて、ニキビや吹き出物を抑えるので、みそ汁や煮物の中に入れて、ときどきメニューに登場させてください。

さらに、ニキビ予防にいいといわれるのが、ビタミンB類です。皮膚の炎症には、とくにビタミンB6が有効で、レバー、ジャガイモ、バナナ、イワシ、マグロ、サケなどに含まれます。また、皮脂からくるニキビや吹き出物にお悩みの方は、ビタミンB2を積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンB2は美容ビタミンとも呼ばれ、脂質の代謝に欠かせないものです。イワシ、サバ、サンマなどの背の青い魚のほか、うなぎ、牛乳、納豆、しじみなどにも含まれています。また、エビやカニなどの甲殻類やイカ、タコが好きな人は、額に白いニキビができやすい傾向があります。気になる方はそうした食材を控えたほうがいいでしょう。

ホルモンバランスのくずれやストレス、皮脂の過剰分泌など、ニキビの原因はさまざまですが、オイリーな状態だけではなく、乾燥しすぎた肌にできることもあります。しかし、生理前の吹き出物などは、ある程度予測ができますから、そろそろ出そうだなと思ったら、リンパマッサージやスクラブ洗顔で肌表面を柔らかくして、吹き出物をができにくいようにしておくのも賢い先手必勝方です。

では、ニキビができてしまったら。
少量のアルコールを含む化粧水をコットンに含ませて、やさしくニキビの部分を殺菌したあと、芯がある場合には清潔にした指先で、潰さないようにニキビのまわりをもみほぐし、あご下をリンパマッサージします。その後にビタミンCパックをして色素沈着を防ぎます。くれぐれも潰さないようにしてください。そこから雑菌が入って炎症を起こしたり、ニキビ跡の原因にもなりかねないからです。また、美白系の美容液も毛穴を引き締める効果が期待できるので、脂性肌にはオススメします。

VOL.567 シワ改善の食品とケア

ヒアルロン酸と保湿で肌をいたわる

少し慌ただしい日が続いたりして、睡眠や食事が十分に摂れないときもあります。すると肌はカサカサに、頬には無数の縦ジワができてしまうのを見ると、肌は正直だなと思うでしょう。そんな時にいくら高級な化粧品を塗ってもダメです。体内の不調が原因でできたシワは、やはり体内から治さなくてないけません。質のいい睡眠と栄養たっぷりの食事、そしてリラックスすることが一番の特効薬です。

食べてシワ予防をするならハチミツがオススメです。ハチミツにはミネラル、酵素、ブドウ糖、ビタミンが豊富なので、肌を強く滑らかにします。レモンを加えてお湯を注いだドリンクにしたり、トーストにつける、紅茶に入れるなど、摂り入れやすい方法で食事に加えてみてください。

また、ヨードやカルシウムを多く含むひじきは、皮膚や髪の毛の老化を予防することで有名です。水で戻してから油揚げ、ちくわ、こんにゃく、豆、レンコン、にんじんなどと組み合わせて、ごま油でサッと炒めてから煮ると、いろいろな栄養が一度に摂れる完璧な美肌煮の完成です。

さらに乾燥肌の話でも紹介したヒアルロン酸も忘れてはいけません。そもそも肌が乾燥しやすいとシワになりやすいので、シワ予防には保湿が重要なのです。強力な保湿力を持ち、肌の針を保つのに一役買ってくれるヒアルロン酸はサケ、カレイ、鶏手羽肉、山いも、里いもなどに含まれています。

お手入れは、マッサージで筋肉を元気にしてあげるのが効果的です。そうすると弾力を強化できるのです。また、縦のシワには横に、横のシワには縦に、つまりシワが消える方向につまんで修整するのも地味ですが大事なケアです。さらにシワになりやすい目元や口元には、美容液やクリームをこまめに使って保湿を心がけましょう。

シワは一日にしてならず。一年かけてつくったシワを戻すには、3年かかるといわれます。だから予防が重要なのです。

VOL.566 むくみ改善の食品とケア

カリウム摂取とリンパマッサージ

顔がむくんでいるからといって、水分を控えるのは間違いです。むくんだ時こそ水分をたっぷり摂って、体内から塩分を排出することが肝心です。朝コップ一杯のぶところを二杯という具合にして利尿を促すようにしましょう。

食べ物で同じような働きを求めるなら、利尿効果を高めてくれるカリウムを摂るのが効果的です。水分が98%といわれるキュウリやスイカ、わかめ、じゃがいも、バナナ、メロンなどにカリウムが含まれています。
ただし、利尿作用のあるものは、寝る前より昼間食べたほうが、余分なものが排出されやすいといいます。

お手入れで飲む解消法としては、リンパマッサージがオススメです。たっぷりのマッサージクリームを使って、耳の後ろのくぼみ(耳下腺)、首の両側、鎖骨のくぼみ、、脇の下などにあるリンパ節を順に指で押し、ゆっくりと老廃物を流し出し体内を浄化していく、いわば解毒ケアです。

しかし、むくみの場合、スキンケアではなかなか解消できないのが事実です。栄養バランスのいい食べ物や質のいい睡眠、そしてマッサージなど、体の中からケアしていくのが一番です。その上で自分に合ったスキンケアをすれば、肌はどんどん輝き始めます。

全てのトラブルに共通することが、どうせ治らないからといって放っておくと、状態はどんどん悪化することになります。寝不足で顔がむくんでいると感じたら、30分でも40分でも時間を見つけて横になりましょう。美肌づくりの基礎は、先手必勝です。

VOL.565 くすみ改善の食品とケア

塩分を控えてビタミンCを体内から摂る

くすみやクマで悩んでいる人は、辛いものや塩っ辛いものが大好きということが多いようです。もっとも食べ物の好みというのは、そう簡単には変えられないものですが、くすみやクマが気になる人は、いつもより塩分を少なくすることから始めてみましょう。

黒豆は滋養強壮にいいといわれていますが、肌にもとてもいい成分が含まれています。何といっても、タンパク質をはじめ、ビタミンB1、B2、E、カルシウムなどの栄養をバランスよく含んでいて、新陳代謝を活発にしてくれるので、くすみ対策にもぴったりです。

さらに美白という意味では、ビタミンCがオススメです。緑茶やパセリ、えんどう豆、柿、ゆずの皮などに含まれています。また、アサリやほうれん草など鉄分を含むものは顔色をよくしてくれて、もやしは美白や肌の若返りが期待できます。

とはいえ、塩分の摂りすぎだけがくすみを招くわけではありません。睡眠不足や不完全なクレンジング、顔剃りなど原因はさまざまです。皮膚は酷使すればするほどガードを固くして、分厚くなってしまいます。タオルで顔を拭くときもゴシゴシこすらず、水分を押さえるようにして吸い取るようにしましょう。

化粧品でケアをするなら、ホワイトニング化粧水によるローションパック、ホワイトニングマスク、ビタミンCパックなどが効果的です。頬や目のまわりなど、特にくすみが気になる部分には、そこだけビタミンC入りの美容液でパックをしてもいいでしょう。

VOL.562 卵・乳製品編について

必要なタンパク質を手軽に摂るなら卵や乳製品は不可欠です。特に卵は栄養の宝庫で、古くから滋養に用いられて来たほどです。牛乳はチーズは少量でもタンパク質、カルシウムをしっかり摂れるため、とても重宝な食材です。

どちらも料理に取り入れやすいので、いつもの食事にプラスしてみましょう。

次回からは、肌トラブル改善の食品とケア方法についてのお話になります。

VOL.561 フレッシュビーンズのヨーグルト和え

水切りして濃厚なめらかなマヨネーズのような食感

材料(2人分)

A
プレーンヨーグルト・・・1/2カップ
塩・・・少々
こしょう・・・少々
砂糖・・・少々
オリーブ油・・・大さじ1/2

グリンピース・・・1/2カップ
そら豆・・・80g
スナップえんどう・・・80g
レッドオニオン・・・30g
ハム・・・30g

作り方

①Aのヨーグルトはコーヒーフィルターなどを使って半分くらいになるまで水切りし、その他のAと混ぜ合わせます。

②グリンピースは塩(分量外)をまぶして、熱湯でゆでます。そら豆はさやから豆をはずして、塩(分量外)を加えた熱湯でゆで、ザルに広げて冷ましてから薄皮をとります。スナップえんどうは筋をとり、塩(分量外)を加えた熱湯でゆで、冷めたら斜め半分に切ります。レッドオニオンは細いくし形切りにします。ハムは5mm幅の拍子切りにします。

③②を①で和えたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・タンパク質・ビオチン・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・ヨウ素・食物繊維