VOL.945 更年期の不調のサイン

食事・運動の改善ポイント

体重が増えた(減った)

体重は体脂肪量を知る目安になりますが、体重が減ってきた時は、筋肉量も減っている可能性があります。年齢の影響により筋肉量は減っていき、高齢期のフレイルを招くことになります。タンパク質摂取、運動が重要になります。

※フレイルとは、筋肉量や心身の活動が低下し、介護が必要になりやすい状態のことをいいます。

ウエストまわりの脂肪が増えた

お腹の脂肪はメタボリックシンドロームの一番の危険要因です。女性では、ウエスト周りが90cmを超えると、内臓脂肪の面積が100cm2以上に達すると推測され、糖質や脂質の代謝に悪影響があります。適度な運動と減量で内臓脂肪を減らしましょう。

血圧が上がった

更年期では、自律神経が乱れやすくなり、血管の柔軟性も減少し血圧が徐々に高くなる傾向にあります。これまで以上に減塩を心がけて、増えた体重を減らし、適度な運動をすることで、血圧も低下しやすくなります。

脂質異常症が出現

更年期では、女性ホルモンの減少によってコレステロール値や中性脂肪値が高くなりがちです。HDLコレステロールが低い場合は、炭水化物を減らしましょう。LDLコレステロールが高い場合は、脂質摂取量を減らす必要があります。

血糖値が上昇

女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、血糖値を低下させるインスリンの働きが弱くなり、血糖値が上昇しやすくなります。食物繊維の量を増やして、炭水化物や糖質(甘いもの)の摂取は控えましょう。加えてウォーキングなど適度な運動量を増やして、インスリンの効果を高めましょう。

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