VOL.665 グラッパ 〜用語辞典

グラッパとは、イタリアで造られる蒸留酒の一種です。
実は、果物を原料とする蒸留酒という意味ではグラッパもブランデーの一種に分類されますが、ブランデーとグラッパの違いは原料のブドウの状態と製造方法が挙げられます。

ブランデーは主に白ブドウの果汁のみを原料に造られ、そこから発酵、蒸留し、木樽で長期熟成します。一方グラッパは白ブドウに限らず黒ブドウからも造られ、ブドウの搾りかすが原料なので果汁以外にも皮や種が含まれています。

また蒸留方法もしっかり定められているブランデーと違い、グラッパは造り手によって蒸留方法が異なることから、アルコール度数が30度から60度と差が生じる場合もあります。

アルコール度数は30度から60度と高く、本場イタリアでは食後酒としてゆったりと楽しまれるのが一般的。またコーヒーのエスプレッソとグラッパを組み合わせる変わった飲み方もあります。

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