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VOL.468 えび〜元気と美肌に

赤い色素は抗酸化色素、元気&美肌に有効

【主な栄養素】

アスタキサンチン

 魚介類に多い赤い色素で、ポリフェノールの一種。抗酸化作用が強く、老化防止などに役立ちます。加熱しても赤いのがこの色素の特徴です。

コラーゲン

すべての細胞と細胞の間に存在するタンパク質です。細胞同士を結合させるので、不足すると肌荒れや関節痛などの原因になります。肉や魚に多く含まれる成分になります。

タウリン

タウリンとは含硫(がんりゅう)アミノ酸の一種で、いかやたこ、貝類、魚の血合いなどの主に魚介類に多く含まれている成分です。生体中のほとんどすべての組織に存在しており、動脈硬化や糖尿病、心不全などの生活習慣病に対して効果が高いことで知られています。

肝機能を高める効果
タウリンは、肝臓で胆汁酸の分泌や肝細胞の再生を促進したり、細胞膜を安定化させたりすることがわかっています。摂取することで肝臓の機能を強化させ、代謝や解毒、胆汁の生成を助ける働きをします。また、タウリンにはアルコールの代謝を促進する働きがあります。酵素の働きを助ける効果があり、肝臓への負担を軽くします。

コレステロール値を下げる効果
タウリンは胆汁の分泌を促進し、コレステロール値を下げる効果があります。タウリンは、胆汁酸と結合する性質があるため、タウリンを摂取することで胆汁酸の必要量が増加するため、コレステロール値を下げる効果があるといえます。

動脈硬化を予防する効果
動脈硬化とは、血中のコレステロールや中性脂肪が増え、血管壁にこびりつくことで血管が詰まったり、硬くなったりして、弾力や柔軟性を失った状態をいいます。動脈硬化になると、心筋梗塞や脳梗塞などの危険性が高まります。タウリンは、コレステロールの上昇を抑制する効果があるため、動脈硬化を予防することができると考えられます。

高血圧を予防する効果
タウリンは、ホメオスタシスという体が持つ機構や体をつくっている細胞を正常な状態に保つ作用があります。血圧は動脈硬化や、交感神経が刺激を受けることによって心拍の動きを速めたり、腎臓の働きを抑制したりすることで起こります。特にタウリンは、塩分の過剰摂取によって起こる高血圧に効果的だといわれています。

視機能を改善する効果
タウリンは、目の網膜に存在しています。網膜には多数の光受容体があり、外部からの光刺激を感知することで、その刺激を脳中枢へと伝達しています。この光受容体にタウリンは存在しており、網膜の神経を抑制することで網膜を守る働きがあるといわれています。また、タウリンには目の新陳代謝を促進し、角膜の修復を助ける働きもあるといわれています。

むくみを予防・改善する効果
タウリンは、筋肉の収縮力を高める効果があるため、むくみにも効果的だといわれています。

便秘を解消する効果
腸の筋肉の衰えによりぜん動運動が鈍ってしまうことから、筋肉の収縮力を高めるタウリンは便秘にも効果的であると考えられています。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□アンチエイジング
□貧血

【選び方・保存のコツ】

殻つきなら全体に透明感があるもの。殻にはぬめりがあってOK。むきえびはプリッと太って形や大きさが揃っているものがオススメです。選べるなら殻つきのほうが味がよく、栄養価も高い。

生で保存できるのは2日が限界で、殻つきならそのまま水洗いして背ワタをとり、水気を拭き取ってから冷凍庫に入れても可。

【美味しい旬は】

6月〜9月

えびで摂れる美肌栄養素

ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・マグネシウム・リン・亜鉛

VOL.467 イワシの黒酢煮

黒酢を使ってまろやかに臭い消しと疲労回復の一品

材料(2人分)

イワシ・・・小4尾
ゆで竹の子・・・小1/2本
しょうが・・・1/2片
長ねぎ・・・1/2本

A
黒酢・・・大さじ1と1/2〜2
水・・・3/4カップ
しょうゆ・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ1と1/2
酒・・・大さじ1

作り方

①イワシは頭を落として、ワタをとって水洗いし、水気を拭きます。

②竹の子はくし形切りにします。生姜は薄切りにし、長ねぎは斜め薄切りにします。

③鍋にAとしょうがを入れて煮立てて、①、長ねぎ、竹の子を加えて、味がなじむまで10分ほど煮たら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・ヨウ素・食物繊維

VOL.466 イワシのエスニックさつま揚げ

骨ごとたたいて栄養を丸ごと食べる一品

材料(2人分)

イワシ・・・小4尾
ごぼう・・・40g
しょうが・・・1/4片
万能ねぎ・・・適量

A
片栗粉・・・大さじ1
ナンプラー・・・小さじ1
酒・・・小さじ1
こしょう・・・少々

揚げ油・・・適量
包み菜・・・4枚
香菜・・・適量

B
ナンプラー・・・小さじ1
豆板醤・・・小さじ1/3
はちみつ・・・大さじ1

作り方

①イワシは頭を落として、手開きにしてワタをとり、小さく切ってから、包丁でたたいて細かく刻みます。

②ごぼうはささがきにして、水にさらしてアクをとり、水気をよく拭き取ります。しょうがはすりおろし、万能ねぎは小口切りにします。

③ボウルに①、②を入れ、Aを加えてよく練り混ぜて、6等分にして丸形にまとめます。

④③を170〜180℃に熱した揚げ油でからりとあげて、中まで火を通します。

⑤器に④を盛り付け、包み菜、手でちぎった香菜、混ぜ合わせたBを添えたら完成です。包み菜に香菜、④を包み、Bのソースで食べます。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・ヨウ素

VOL.465 イワシとトマトのタルタル

ハーブが香る一品

材料(2人分)

イワシ(刺身用)・・・100g
トマト・・・小1個
バジル・・・2枚

A
ニンニクのみじん切り・・・1/4片
オリーブ油・・・大さじ⅔
塩・・・少々
こしょう・・・少々

フランスパン・・・100g
オリーブ油・・・大さじ1/2
ニンニク・・・1/2

作り方

①イワシは包丁で細かくたたき、トマトは角切りにし、バジルはせん切りにして、Aと混ぜ合わせます。

②フランスパンは食べやすい大きさに切ってオーブントースターで軽く焼きます。

③②の片面にオリーブ油を薄く塗り、ニンニクの切り口をこすりつけ、再びきつね色になるまでトーストします。

④①を器に盛りつけたら完成です。③にのせて食べます。

⑤炊き立てのご飯を器に盛り付け、④、③をのせて、長ねぎを白髪ねぎにしてのせたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・ヨウ素

VOL.464 イワシのごま七味焼き丼

ビタミンを補い、栄養バランスの調った一品

材料(2人分)

イワシ・・・大2尾

A
いり白ごま・・・大さじ1
七味唐辛子・・・適量

片栗粉・・・適量
油・・・大さじ1

B
しょうゆ・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1

C
ほうれん草・・・150g
にんじん・・・10g
ニンニクのすりおろし・・・少々
ごま油・・・小さじ½
塩・・・少々

ご飯・・・300g
長ねぎ・・・1/4本

作り方

①イワシは頭を切り落とし、ワタを取り除いて水洗いします。開いて骨をとり、半分に切ります。

②イワシの水気を拭き、Aをふったら片栗粉を全体に薄くつけます。フライパンに油を熱し、イワシを入れて、焼き色がついたら裏返して中まで火を通します。

③余分な油をキッチンペーパーなどで拭き取り、Bを加えて味をからめます。

④Cのほうれん草は塩(分量外)を加えた熱湯でゆで、冷水にとって冷まし、3cmの長さに切ります。にんじんはせん切りにしてラップで包み、電子レンジで10〜20秒加熱します。そのたのCと混ぜ合わせます。

⑤炊き立てのご飯を器に盛り付け、④、③をのせて、長ねぎを白髪ねぎにしてのせたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・ヨウ素・食物繊維

VOL.463 イワシ〜良質な脂質やカルシウムが豊富

良質な脂質やカルシウムが豊富、野菜と一緒に食べるのがコツです

【主な栄養素】

DHA

 不飽和脂肪酸。脳の活性化や成長、神経伝達に不可欠です。欠乏すると物忘れがひどくなったり、集中力が低下します。青い背の魚に多く含まれます。

EPA

不飽和脂肪酸のひとつ。血小板の凝固を防いで血液をサラサラにしたり、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして善玉を増やす働きもあります。

コラーゲン

すべての細胞と細胞の間に存在するタンパク質です。細胞同士を結合させるので、不足すると肌荒れや関節痛などの原因になります。肉や魚に多く含まれる成分になります。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□肌トラブル
□アンチエイジング
□貧血

【選び方・保存のコツ】

目に透明感があってウロコがたくさんついているものが新鮮です。皮がピンと張って丸々と太ったものが美味しいとされています。できるだけ丸のまま買ったほうが劣化が少ないです。

買ったらできるだけ早く、なるべくその日のうちに食べましょう。翌日になるなら、開いてから塩や酢でしめておくのがポイントです。

【美味しい旬は】

6月〜10月

イワシで摂れる美肌栄養素

ビタミンD・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・ヨウ素