「BEAUTYGRAPH」カテゴリーアーカイブ

VOL.969 最良の献立ルール⑥

野菜・果物を1日に2〜3回食べる

栄養の代謝や体内の機能調整を整える

健康のためには、野菜をたくさん食べることが大切だとわかっていても、意識しないと十分な量を摂ることができません。野菜の1日の摂取推奨量の350gと果物200gを摂ることは容易くありません。重要なことは、できるだけ毎食の献立を意識して、野菜と果物をそれぞれ食べることです。

野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル類の多くは水溶性なので排出されやすく、体内に長く貯蔵できないので、こまめに摂る必要があります。また、加熱することで失われたり、壊れたりする栄養素でもあるので、調理方法も工夫して摂るようにしましょう。

VOL.968 最良の献立ルール⑤

新鮮な魚を週2〜3回以上食べる

血管や細胞を健やかに保つ

近年、世界的に魚食が注目を集めています。2010年に「週に2〜3回魚を食べると虚血性疾患や突然死などのリスクが低下する」という研究結果がアメリカで発表されて以来、魚食の健康効果に関する研究が進んでいます。

日本は豊富な海産物に恵まれているにもかかわらず、魚を食べる機会が減っています。週に2〜3回とは言わず、毎日でも魚を食べて、血管の若さを保ちましょう。ただし、干物や加工食品は塩分が高くなりがちなので控えめにして、生の魚(冷凍も可)を刺身、焼き魚、煮魚などにして食べるのがおすすめです。

※虚血性疾患

虚血性心疾患とは、動脈硬化や血栓で心臓の血管が狭くなり、心臓に酸素・栄養がいきわたらず、運動やストレスで前胸部などに痛み(心臓の痛み)、圧迫感といった症状を生じる状態です。虚血性心疾患の症状は様々なものがあり、自覚症状なく健康診断の心電図異常ではじめて指摘されたり、苦しくなったり、歯の痛みを感じることもあります。一般的には運動中や、強いストレスがかかった時に、前胸部、時に左腕や背中に痛み、圧迫感を生じます。前兆なく発症し突然死を引き起こすこともあります。
(国立循環器病研究センターHPより抜粋)

VOL.967 最良の献立ルール④

乳製品を毎日2回以上摂る

骨粗しょう症予防には牛乳、ヨーグルト、チーズ

牛乳や乳製品には、更年期でとくに不足しがちなタンパク質やカルシウムが豊富に含まれます。注目すべきはカルシウムの吸収率の高さで、骨粗しょう症や骨折の予防に有効です。

骨粗鬆症予防には、1日にカルシウムを700〜800mg摂ることが望ましいとされています。牛乳では毎日コップ2杯(カルシウム400mg)飲むことが推奨されています。さらにヨーグルトやチーズのどれかを摂るようにすると、効率よくカルシウムを摂ることができます。

また、乳製品にはマグネシウムも多く含まれているので、高血圧や心臓病など循環器疾患の予防にも有効です。

VOL.966 最良の献立ルール③

牛・豚の脂肪の摂りすぎに注意

良質な脂質を摂るように意識づける

更年期は、LDL(悪玉)コレステロール値が上昇しやすく、動脈硬化などを引き起こしやすくなるので、脂質の摂りかたに注意しましょう。優先して摂りたい脂質は、青魚の油や、えごま油、あまに油といったオメガ3系の良質な脂質です。

良質なタンパク質は積極的に摂る必要がありますが、豚肉や牛肉は部位によって脂肪が多く、食べすぎると動物性脂肪の摂りすぎにつながるので、注意しましょう。鶏肉なら胸肉やささみ、豚肉や牛肉はもも肉やヒレ肉などの赤身を選びましょう。ひき肉は脂肪がどれくらい入っているかわからないので、鶏なら胸肉、豚、中なら赤身を選びましょう。

VOL.965 最良の献立ルール②

良質なタンパク質を摂る

毎日摂るように意識づける

更年期の女性は、とくにタンパク質をしっかり摂ることが大切です。筋肉を維持するためには、目安として体重1kgにつき1gのタンパク質が必要とされています。体重50kgの人は50gとなり、この量を1日に摂るのは意外と大変です。まず、3回の食事からタンパク質量が、どれだけ摂れているか把握してみましょう。

例えば、肉や魚介類なら脂肪分の少ない部位で、それぞれ100g当たり約20gのタンパク質を含んでいます。大豆製品はタンパク質量はいろいろですが、カルシウムや抗酸化物質を含んでいるので、週2回以上摂るようにしましょう。

VOL.964 最良の献立ルール①

毎日の体重をチェックする

食べすぎないように意識づける

更年期では基礎代謝が落ちるため、食べすぎたカロリーが体脂肪として蓄積されやすくなり、内臓脂肪として蓄えられます。一方では、栄養素の吸収率が徐々に下がっていくため、適正カロリーを守りながら栄養素を過不足なく摂るという、バランスをとるのが重要になります。

体重はそれを教えてくれる目安になります。できるだけ毎朝の起床時に測定し、メモする習慣をつけましょう。体重が増加傾向にあれば、食事の内容や量を見直してみましょう。