「食物繊維」カテゴリーアーカイブ

VOL.341 枝豆〜抗酸化パワー

大豆由来の抗酸化パワーと野菜の栄養素

【主な栄養素】

ビタミンC
抗酸化作用が強いので、アンチエイジングにオススメ。タンパク質と結合してコラーゲンを生成します。さらにメラニンの生成を抑制し、美白効果もあります。

大豆サポニン
サポニンには「抗酸化作用」があるため活性酸素を除去し、LDL(悪玉)コレステロールの蓄積を抑えることによって、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防にも役立ちます。また腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸と合わさるのを防ぎ、余分な脂肪の蓄積を抑制します。脂肪の蓄積が予防できるので「肥満予防」になります。さらに血栓が血液中にできにくくし、毛細血管の「血流を改善」する働きもあります。血流が良くなるので冷え症対策にもなります。

サポニンには過酸化脂質を抑制する働きがありますので、「肝臓機能の向上」が見込めます。また「免疫力をアップ」する働きがありますので、風邪などひきにくくなります。

大豆レシチン
細胞膜の新陳代謝を促し細胞への酸素や栄養の吸収をスムースに促します。脳細胞を活性化させ、記憶力の低下やボケを防ぎ、脳をスッキリさせる働きもあります。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□冷え・コリ
□イライラ
□便秘
□肌トラブル
□アンチエイジング
□不眠
□生理不順
□貧血
□美白

【選び方・保存のコツ】

実は風味を損いやすいのが枝豆です。どんどん鮮度が落ちるので、買うなら「枝付き」「根っこ付き」を選びましょう。緑色が濃く、さやに生えた産毛がしっかりしているものを選ぶのがポイント。買ったらできるだけ早く、遅くても2〜3日以内には茹でましょう。

冷蔵庫でも3〜4日はもちますが、硬めに茹でて冷凍し、食べる時にサッと調理するのも良いでしょう。

【美味しい旬は】

6月・7月・8月

VOL.339 アボカドのシーザーサラダ

栄養バランス抜群の一皿

材料(2人分)

アボカド・・・1個
トマト・・・小2個
ルッコラ・・・1袋
卵・・・1個
フランスパン・・・40g
にんにく・・・1/4片
オリーブ油・・・小さじ1

A
マヨネーズ・・・大さじ1
白ワイン・・・小さじ1
レモン汁・・・小さじ1
粉チーズ・・・小さじ1
塩・・・少々
こしょう・・・少々

粉チーズ・・・30g

作り方

①アボカドは縦半分に切って種と皮を取り、薄切りにします。トマトはくし形切りにします。ルッコラは食べやすい長さに切ります。

②卵は室温に戻して、鍋に水を入れて火にかけ、70℃になったら火を止めます。卵を入れて、70℃前後に保ちながら25〜30分ほどおきます。冷水にとり、よく冷ましてから殻を破ります。(市販の温泉卵代用可)

③フランスパンはスライスしてトースターで軽く焼き、途中で取り出し、ニンニクの切り口を擦り付け、オリーブ油を塗り、再びトースターで焼きます。

④①、③を彩よく器に盛り付け、②を乗せ、よく混ぜ合わせたAをかけ、粉チーズを振ったら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・食物繊維

VOL.338 ワカモーレとサルサソース

美容ビタミンが充実した、伝統的なメキシコ料理

材料(2人分)

アボカド・・・1個
トマト・・・150g
玉ねぎ・・・1/2個
ハラペーニョ(缶)・・・1本

A
オリーブ油・・・大さじ1
塩・・・少々
こしょう・・・少々
レモン汁・・・小さじ½

B
オリーブ油・・・大さじ1
塩・・・少々
こしょう・・・少々

作り方

①アボカドは縦半分に切って種と皮を取り、角切りにします。トマトは横半分に切って種を取り、角切りにします。

②玉ねぎはみじん切りにして、塩(分量外)をふり、しんなりしたら水洗いして、水気を切ります。ハラペーニョはみじん切りにします。

③ワカモーレを作る。ボウルにアボカドと②の半量を入れて、Aで和えて味をなじませます。

④サルサソースを作る。別のボウルにトマトと②の半量を入れて、Bで和えて味をなじませます。

⑤③、④をそれぞれ器に盛り付けたら完成です。トルティーヤチップスなどにつけてお召し上がりください。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・カリウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・食物繊維

VOL.336 アボカド〜森のバター

良質な脂質を豊富に含んだ、抗酸化作用抜群の「森のバター」

【主な栄養素】

ビタミンB2
ビタミンB2は「発育のビタミン」ともいわれ、発育促進と美容に欠かせない栄養素です。

これは水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー生産に関わる酸化還元酵素の補酵素として働きます。特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。

現代人には不足がちな栄養素なので、食べ物から積極的に摂取しましょう。

オレイン酸
身体の中から老化を防止して、コレステロール値を下げ、血液をサラサラにします。

不飽和脂肪酸には、コレステロールを減らす作用がありますが、酸化しやすいという欠点もあります。しかし、オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では安定した脂肪酸で、「悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減少させない」働きがあるので、動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧など、生活習慣病の予防に役立つといわれています。

さらに、オレイン酸は皮膚を柔らかくする効果があり、気になる角質のゴワツキや乾燥による小じわなどを抑制、改善することができるので、美肌づくりにもうれしい効果が期待できます。

カリウム
体液のバランスを整えるのに不可欠なミネラルです。

カリウムは、細胞の浸透圧を維持しているナトリウムとバランスをとりながら細胞を正常に保ち、血圧の調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持することに役立っています。

ナトリウムはとり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。ナトリウムを体外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。

また、カリウムが不足すると脱力感、食欲不振、筋無力症、精神障害、不整脈、むくみ、などの症状がみられることがあります。近年では、カリウムの摂取量を増やすことによって脳卒中の予防や骨密度の増加につながることもわかっています。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□冷え
□便秘
□貧血
□肌トラブル
□アンチエイジング
□生理不順

【選び方・保存のコツ】

皮の色が濃いほど熟している証拠です。軽く握って少し柔らかいものを選びましょう。柔らかすぎると傷んでいることがあるのでご注意ください。少し硬い場合は室温に置き、食べごろになったら冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。

半分に切ったものが残ったら、種を付けたままラップに包み、同じく冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

VOL.334 アスパラガスと生ハムのミルクリゾット

材料(2人分)

アスパラガス・・・1束
生ハム・・・小4枚
玉ねぎ・・・1/4個
ニンニク・・・1/4片
水・・・1カップ
コンソメスープの素・・・小さじ1
オリーブ油・・・大さじ1
米・・・2/3カップ
牛乳・・・2カップ
塩・・・少々

粉チーズ・・・大さじ1

作り方

①玉ねぎ、ニンニクはみじん切りにします。

②アスパラガスははかまを落として、1cm幅に切ります。

③生ハムは1cm幅に切ります。

④小鍋に水とスープの素を入れて火にかけ、温めます。

⑤別の小鍋にオリーブ油と①を入れて弱火で炒め、香りが出たら米を加えて焦がさないように炒めます。全体に油がまわったら④のスープの半量を加えて強火にし、沸騰するまでときどき混ぜます。

⑥沸騰したら弱火にし、水分がなくなったら少しずつ④の残りと牛乳を加えて、混ぜながら15分ほど煮ます。

⑦②を加えて混ぜて、ひと煮立ちしたら塩で味を調え、生ハムを加えてサッと混ぜます。

⑧器に盛り付け、粉チーズをふったら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンD・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・ヨウ素・食物繊維

VOL.333 アスパラガス〜元気の元

身体に活力を与えて、赤血球もつくる、「元気のもと」になる野菜

【主な栄養素】

ビタミンC
抗酸化作用が強いので、アンチエイジングにオススメ。タンパク質と結合してコラーゲンを生成します。さらにメラニンの生成を抑制し、美白効果もあります。

アスパラギン酸
元気のもとになる栄養素。エネルギー代謝に関与し、疲労回復の効果があります。また、ミネラル成分の運搬役を担っているので、体内の電解質のバランスを調えます。

葉酸
女性の栄養素とも呼ばれます。貧血予防や粘膜強化、さらに新しい細胞を生み出すのに欠かせませんので、妊娠中の胎児や乳幼児の成長にとても重要になります。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□イライラ
□便秘
□貧血

【選び方・保存のコツ】

穂先がぎゅっと締まり、太さが均一でまっすぐなものが美味で、根元の断面がみずみずしいのは新鮮な証拠です。最近はホワイトやソバージュなどの品種も人気です。

保存は冷蔵庫の野菜室で3日ほどを目安に。ストレスがないように、生えていたときと同様にたてておきましょう。軽く下茹でしてラップで包み、冷凍庫での保存も可能です。

【美味しい旬は】

4月・5月・6月