Vol.131 肌に老化をもたらす紫外線 2

紫外線は細胞まで傷つける

美白化粧品のメラニン対策だけでは不十分
紫外線を浴びるとメラニンが増え、シミの原因になる。というのは、皆さんご存知のとおりです。シミを薄くしたいと思って、美白化粧品でケアしている人も多いはずです。

紫外線にあたると、肌の中でメラニン色素がつくられます。美白化粧品に配合されている美白成分は、このメラニン色素の産生を抑える作用があります。

紫外線によって細胞のDNAが傷つく
しかし、メラニンが増えることだけが、シミの原因ではありません。じつは、紫外線によって細胞のDNAが傷つき、そのダメージが蓄積されて、肌の構造そのものが変性してしまうことが、シミの原因になります。

残念ながらメラニンを減らすためのケアだけではシミは薄くなりません。紫外線によって変化した肌の構造を、完全にもとに戻すことができないからです。

日焼けしてメラニンが増えても、あとで美白化粧品で減らしておけば何とかなると思っている人もいるようですが、そういうものではない、ということになります。日ごろから隙のない紫外線対策で、肌をしっかりガードしましょう。

つづく…