「毛穴」カテゴリーアーカイブ

VOL.240 どちらの毛穴対策にもビタミンC誘導体が効く

皮脂の成分を抑えつつコラーゲンを増やす

皮脂を減らすことは難しいのですが、ビタミンC誘導体の化粧品には皮脂の分泌を若干抑える作用があります。これが詰まり毛穴の予防になります。また、コラーゲンを増やす作用もありますので、肌の内側からハリが出てきて、毛穴の開きを防ぐ効果も期待できます。

成分表示に「リン酸アスコルビル」または「バルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と書いてある、ビタミンC誘導体配合の化粧品でケアしましょう。それらを用いて週に1〜2回程度のイオン導入を行うとさらに効果的です。

VOL.178 デイリースキンケアにおける若返りの秘策5
VOL.179 ビタミンCイオン導入の方法
VOL.180 イオン導入 Q&A
VOL.208 ビタミンCのイオン導入

VOL.239 レチノールとピーリングでたるみ毛穴を引き締め

レチノールはシワでけでなく毛穴ケアにも有効

たるみ毛穴は、真皮のコラーゲンの減少や変化によって、弾力が失われていくために起こります。これを放っておくと連なってシワになってしまいますので、早いうちから予防することが大切です。

毛穴化粧品はいろいろありますが、たるみ毛穴に対して医学的に有効性が高いといわれているのが、レチノールとピーリングになります。

レチノールは真皮のコラーゲンを増やす効果があります。毛穴用のものでなくても、レチノール配合の化粧品であればたるみ毛穴に有効です。

またピーリングも、肌のターンオーバーを促して、コラーゲンを増やす作用があるので有効です。週1〜2回を目安に行いましょう。

VOL.238 頑固な詰まり毛穴にはグッズを活用

コメドプッシャーや毛穴パックでケア

角栓がザラザラと盛り上がってきたら、専用の美容グッズで上手に取り除いてみましょう。

コメドプッシャーと呼ばれる専用器具で押し出す方法は、プッシャーの穴の部分を角栓に当ててそっと押し出します。軽く押して何もでなかった場合には中止してください。何度も押すと肌を傷めることになります。また、はがすタイプの毛穴パックもありますので、こちらは気になる部分に使いましょう。

いずれも入浴後などに、肌が柔らかくて清潔なときに行いましょう。やりすぎると肌を刺激して、余計に毛穴が広がりますので、月に2回くらいを目安に行うようにしましょう。

VOL.237 詰まり毛穴には酵素洗顔

酵素パワーで角質のタンパク質を分解

「角栓(かくせん)」と呼ばれる黒いボツボツの正体は、皮脂と角質のタンパク質が混じり合ったものです。皮脂は毎日の洗顔で落とせますが、角質たんぱく質は落としにくいので角栓が残りやすくなります。そこでプラスしたいのが酵素洗顔です。

酵素は角質たんぱく質を分解し、角栓を予防するとともに肌を柔らかくする効果もあります。温度が低いと酵素が働かないため、冷たい水ではなくぬるま湯でしっかり泡立ててから使うようにしましょう。

酵素洗顔での注意点

酵素洗顔は洗浄力があるので、こすらないように洗ってください。肌の弱い人は、週に1〜2回くらいにしてください。また、全体を普通の洗顔料で洗い、角栓ができやすいTゾーンだけを酵素洗顔で洗うという方法もあります。

また、酵素洗顔料の取り扱いにも注意が必要です。酵素洗顔料は基本的にパウダー上です。水にふれると活性が下がってしまいますので、湿気が入らないように注意して保管をしてください。

VOL.236 毛穴の集中ケア

古い皮脂や角質の「詰まり」と老化による「たるみ」

毛穴が目立つ要因には以下のものが挙げられます。

遺伝的な肌質

毛穴の大小には、もともと個人差があります。男性ホルモンが遺伝的に高い人は思春期ごろから皮脂が増え、毛穴が開いたりニキビができやすくなったりします。

ケアの方法
この場合は、遺伝的なものなので、男性ホルモンを薬で下げるなどはできません。脂っこいものも食べすぎや睡眠不足なども、皮脂をさらに増やして毛穴を目立たせるので、食事や生活習慣を見直すようにしましょう。

角栓が詰まる

皮脂と角質が混ざり合って、毛穴の出口で詰まることがあります。ブラックヘッドやイチゴ毛穴などと呼ばれるもので、これも主に体質的なものになります。また毎日の洗顔で、皮脂をきちんと落とせていない場合にもできやすくなります。

ケアの方法
角栓は、酵素洗顔料を使うと予防できます。それでも詰まる場合は、はがす毛穴パックで取るのも悪くはありませんが、やりすぎると毛穴を刺激しますので、2週間に1度くらいを目安にしてください。ただし、詰まっているものを取ることでザラザラ感は解消されますが、毛穴自体は縮みません。

また、毛穴が詰まって黒ずんでいるという人の大半は、何も詰まっていません。毛穴は穴なので、洞穴と同じく元々が黒く(暗く)見えるものです。角栓を取ることに熱心になりすぎると肌を傷めますので、気を付けましょう。

たるみ毛穴

加齢で皮膚のコラーゲンが減ることで、頬の毛穴がゆるんで広がります。早い人では20代後半くらいから自覚されます。

この場合は、ピーリングやレチノール、ビタミンC誘導体によるコラーゲンを増やすケアを行います。ただし毛穴は思いのほか深いので、いろいろケアをしても簡単には小さくなりません。もちろん放っておけば年齢とともにさらに開いてしまいますので、早い時期からの予防が必要になります。

どうしても毛穴を小さくしたい人は、美容皮膚科で相談したほうがいいでしょう。サリチル酸ピーリングやレーザー治療が行われます。