VOL.257 ヘアケアにまつわるQ&A④  〜妊娠中

Q.妊娠中にカラーリングやパーマをしても大丈夫ですか

A.できるだけ止めておきましょう

カラーリング剤にはジアミンという成分が含まれています。妊娠中は肌が敏感になりやすく、ジアミンがかぶれの原因になることがあるからです。かぶれると治療に薬が必要になりますので、妊婦にはやはりよくありません。

パーマに関しては、低刺激のものであれば大丈夫だと思いますが、やめておくに越したことはありません。

VOL.256 ヘアケアにまつわるQ&A③ 〜セットのもち

Q.スタイルを長持ちさせるにはどうしたらいいですか

A.まず、毛髪内部にタンパク質を補給しましょう

スタイルがもたない理由の一つに、髪のダメージが考えられます。毛髪内部がスカスカになり、いわゆるハリ・コシがなくなると、髪はすぐにへたってしまいます。まずは、トリートメントやヘアマスクで、髪の構成成分であるケラチンなどのタンパク質を髪の内部に補給しましょう。内部が満たされて元気になった髪は、スタイルのキープ力もアップするでしょう。

もう一つ考えられる原因は、スタイリングの仕方です。髪は熱しただけではスタイルを固定できません。アイロンで巻いたままをキープしておかないと、カールは定着しないからです。

VOL.255 ヘアケアにまつわるQ&A② 〜のびる早さ

Q.髪を早くのばす方法はありますか

A.毛先の手入れを念入りにしましょう

髪がのびる速度に個人差があるのは確かです。これは髪質のようなもので、変えるのは難しいと思います。髪がのびないと感じるときは、毛先の手入れを念入りにすることをオススメします。

髪自体はちゃんとのびていても、毛先が切れてしまって長さ的にのびていないことがあるからです。枝毛など傷んだ部分をカットして切れ毛をなくしたほうが、効率よく髪を伸ばすことができます。

VOL.254 ヘアケアにまつわるQ&A① 〜くせ毛

Q.ストレートパーマで髪が痛まない方法はありますか

A.髪が傷みにくいストレートパーマがあります

最近は髪へのダメージが少ないストレートパーマが多く出ています。パーマ剤や中にまぜるトリートメントの進化によって、ストレートにする力はこれまでと変わりません。サロンでパーマをかける前に、パーマやトリートメントの種類を検討してもらいましょう。

また、少しのクセならブローでも処理できます。髪を温めてから冷ますときにストレートの状態をしっかりキープしましょう。

VOL.253 主なパーマの種類と特徴

コールドパーマ

薬剤を使って常温でかける、いわゆる一般的なパーマのことです。昔からある水パーマやスチームパーマなどもこのタイプです。加熱しないのでコールドパーマと呼ばれるようになったそうです。

ふんわりととした束感のあるウェーブに仕上がり、濡れた状態のほうがウェーブがはっきり出ます。パーマの持ちは1ヶ月くらいと短めです。

ホット系パーマ

薬剤と熱でかけるパーマで、デジタルパーマやエアウェーブなどがこのタイプです。コールドパーマより薬剤は弱めですが、加熱することで毛髪の膨張度やパーマ剤の浸透度を高めます。髪へのダメージは大きめです。

ヘアアイロンで仕上げたようなくっきりしたカールがつき、乾くとカールが際立ちます。形状記憶力が高く、持ちはいいでしょう。

ストレートパーマ

パーマのかかるしくみは、ほかのパーマと同じです。再結合のときに髪がまっすぐになっているだけの違いです。

以前はストレートパーマと縮毛矯正は別物でしたが、最近はほとんど同じ意味でとらえられています。薬剤とアイロンの熱を使う縮毛矯正はホット系パーマの一種で、ストレート力は高いけれど、その分髪への負担も大きめです。

VOL.252 パーマの基礎知識② 〜種類と特徴

パーマは髪が傷むから前処理が大事

準備せずにパーマをかければ、髪は間違いなく傷みます。ダメージを避けたいなら前処理をして予防しましょう。

前処理の方法は、ダメージの状態によって2つに分かれます。健康な髪はパーマがかかりにくいので、薬剤がスムーズに浸透するように、コンディショニング剤などの皮膜を取り除くためのプレシャンプーをします。逆に、傷んだ髪はパーマがかかりすぎるので、毛髪内部を補修して、薬剤の浸透を緩やかにするプレトリートメントが効果的です。

傷んだ髪には、酸性パーマという選択肢もあります。薬剤で無理にキューティクルを開かないので、髪の損傷が少なくてすみます。ただ、キューティクルが開きぎみのダメージヘアにしか適さないので、健康な髪だとパーマはかかりません。

誰でもダメージは避けたいものです。そのための処置を提案してくれるか否かで、美容室の技術や信頼できるか、目安になるでしょう。