VOL.575 夏のお手入れ注意点

夏のお手入れは、塩害対策と保湿のふたつに重点をおいてください。
まず塩害について、これは汗や涙などの塩分によって、肌がダメージを受けることです。塩分を放置しておくと顔がヒリヒリするだけでなく、手でこすったり、かいたりすることで皮膚が傷つき、炎症を起こして肌をボロボロにしてしまいます。とにかく塩分は肌の大敵と心得て、乾いたハンカチやティッシュではなく、洗顔するか、濡れたコットンや綿棒で拭って、汗や涙を一刻も早く取り除きます。

汗をかきやすい人は、洋菓子などについてくる小さな保冷剤をハンカチに包んで小さなビニール袋に入れたものを用意します。最寄りの駅に着くころにはハンカチがひんやりと湿り、それで汗を拭うようにしてからは、かぶれも化粧くずれも少なくなります。

また、一日中エアコンにあたっている人は、夏でも肌が乾燥しがちです。そこに紫外線があたると、一気に日焼けをしてしまいしみの原因になります。

夏こそ保湿が重要です。ただし、皮脂や毛穴が気になるという人は、ホワイトニングケアをメインにしてもいいでしょう。

VOL.574 レタスの卵スープ 〜春メニュー③

よく眠れた日の翌朝は肌にハリがあるけど、よくなかったときはカサカサだったりと、睡眠と美容にはとても深い繋がりがあります。最近、気持ちよく眠れないという方は、心身ともにリラックスさせてくれるスープはいかがでしょうか。

卵には美肌づくりに欠かせないアミノ酸が、レタスには眠りを促してくれるラクッコピコリンが含まれています。パセリを加えると美肌効果がアップします。
同じ卵スープでも、カツオ出しに貝割れ菜やみつばを加えて和風に、コンソメにブロックリーまたはセロリで洋風に、中華スープにニラや豆苗で中華風に、味のアレンジをしてみてください。

材料(2人分)

A
レタス・・・1枚
卵・・・1個
寿司のり・・・1/2枚
パセリ・・・適量
スープの素(お好みの味で)・・・適量

作り方

①小さめの鍋に、好みの出汁でスープをつくります。

②溶き卵を入れます。

③食べやすい大きさに切ったレタスを加えてサッとゆでます。

④③を器に盛り付け、刻んだ寿司のりとパセリのみじん切りを加えたら完成です。

※卵のタンパク質と野菜のビタミンCで肌にハリを与えるコラーゲンがつくられます。ビタミンCが豊富な野菜と卵を組み合わせるのが効果的です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB2・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・リン・鉄・亜鉛

VOL.573 トマトとじゃこのサラダ 〜春メニュー②

朝起きて鏡の前で肌チェックしたとき、今日はむくんでいると感じたらこのサラダの出番です。

トマトには、むくみを解消してくれるカリウムがたっぷりと含まれ、じゃこはカルシウム不足によるイライラを抑えてくれることから、天然の精神安定剤といわれています。ただし、気をつけたいのが塩分です。塩分を多くとるとむくみがひどくなります。じゃこに塩分が含まれているので控えるようにしましょう。

材料(2人分)

A
トマト・・・1個
じゃこ・・・大さじ1
レモン汁・・・大さじ1
粗挽き黒こしょう・・・少々

作り方

①トマトを輪切りにします。

②器に並べたトマトの上にじゃこをかけます。

③レモン汁をかけ、黒こしょうをかけたら完成です。

※黒こしょうに含まれるぺピリンという香り成分は新陳代謝をアップさせる効果があるので、食べる直前にかけましょう。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・カリウム・食物繊維

VOL.572 トマトとセロリのサラダ 〜春メニュー①

小さく切ったトマトの赤とみじん切りにしたセロリの緑が食卓を彩ってくれる春らしい一品です。

トマトはβカロテン(ビタミンA)やビタミンCのほか、カリウムなどのミネラルも豊富です。さらに赤色の成分であるリコピンは、肌がサビるのを防いでくれます。また、食物繊維が豊富なのがセロリです。セロリがない場合は、栄養満点のブロッコリーを使ってもいいでしょう。

材料(2人分)

A
トマト・・・1個
セロリ・・・1/4本
オリーブ油・・・小さじ1
酢(またはレモン汁)・・・大さじ1
塩・・・少々
こしょう・・・少々

作り方

①トマトを小さく切ります。セロリはみじん切りにして軽く塩もみして、水洗いして絞ります。

②オリーブ油と酢(またはレモン汁)を混ぜ合わせます。

③①を混ぜ合わせ器に盛り付け、②をかけて、塩、こしょうで味を整えたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・カリウム・食物繊維

VOL.571 春のお手入れ注意点

春のお手入れにおいて、最も気をつけたいのが紫外線対策です。多くの女性は日差しが強くなる夏になってから、ようやくUVケアを始めるのではタイミング的に遅いのです。春のうちからしっかりと紫外線対策を行い、夏に向けて日焼けにくい肌を作っておきましょう。

また、この時期は暖かくなり始めた開放感と、各化粧人メーカーから春夏の新製品が出揃うこともありますが、ついサッパリ系のケアに走ってしまいがちです。とくに乾燥肌の人は、冬の名残りであるザラつきが残っているので、保湿を忘れないようにしましょう。できればスキンケアの締めは乳液よりもクリームがいいでしょう。

目のまわりのシワが気になるなら、朝晩のアイクリームを忘れないようにしましょう。逆にベタつきが気になる方は、そろそろホワイトニング洗顔やホワイトニングローション、ビタミンC入りの美容液などを使い始めてもいいでしょう。

ここまで保湿にこだわるのは、水分を含んだ肌は日焼けしにくいからです。ローションパックやラップパックを日常的に取り入れて水分補給をしましょう。

VOL.570 火照り改善の食品とケア

血液サラサラ食材と肌を鎮静させるケア

炎天下でテニスをした、緊張で顔が紅潮したというものから、手足は冷たいのに顔だけポッポするという体質的なものまで、火照りのタイプはさまざまあります。
一般的には、のぼせや火照りは血液の循環をよくすると改善されることが多いです。

オススメの食材としては、たらこ、うなぎ、カボチャ、アーモンド、ピーナッツなどがあります。これらはビタミンEを含んでおり、ホルモンのバランスを整えたり、血行を促進してくれます。また、血液をサラサラにしてくれるイワシ、サバ、サンマなど背の青い魚、ブリ、トマト、玉ねぎ、納豆も火照りを沈めてくれる食品です。

スキンケアについては、たとえば夏の強い日差しを浴びて火照りが消えないというなら、まずは肌を鎮静させることです。クレンジングをしたあと、冷蔵庫で冷やしたタオルをラップで包み、粗熱をとるように顔にのせます。これだけでも火照りは治るはずです。

一方、手足は冷たいのに顔はポッポするという方は、おそらく血行がよくないようです。バスタブにゆっくりと浸かって半身浴をしたり、身体を温める食材を積極的にとるようにして体質改善を目指しましょう。身体を温める食材は、ニンジン、カボチャ、長ねぎ、にら、しょうが、唐辛子、鶏肉などです。

冷えが気になる方は、夏でも氷の入ったジュースではなく温かいハーブティーという具合に、年間を通して無理をしない程度に、温めることを意識しましょう。