レーザー治療のアレコレQ&A
Q. レーザー治療したあとメイクはできますか?
A. 普通にできます
レーザーを当てると、シミの部分が10日間くらい黒いかさぶたのようになります。1cmくらいまでの大きさであれば絆創膏の必要もなく、上からメイクで隠して外出できます。入浴や洗顔も普通にできますが、サウナや激しいスポーツは10日間くらいは控えるようにしましょう。
ほとんどのマシン美容は「皮膚に熱を加える」という点において共通しています。必要な部分だけに最小限の熱を加えることで、ダウンタイムを最小限にし、最大の若返り効果を出そうというところに、マシン開発の重点がおかれています。
熱を加えることは、手術で切ることと比べて抵抗感の少ない人が多いので、マシン美容によって過度の火傷を起こす可能性があります。水泡ができたり、色素沈着を起こすなどのトラブルが発生することもあります。しかし、色素沈着の多くは時間の経過とともに消えていきます。一生跡が残るほどの火傷を負うことも、マシン美容では通常起こりません。
実際に一番多いトラブルは、「思ったほどの効果が得られない」ということのようです。マシン美容は、効果の現れかたに個人差があります。その理由としては、自分のコラーゲンをつくる力を高めていくため、結果的に個人差が出てしまうのです。
もちろん大変満足している人もいますが、費用も安くないためトラブルになることもあります。また、痛みやリスクはある程度効果と比例することも覚えておきましょう。
レーザーなどのエネルギーを細かい点状に集約して、細くて深い皮膚に到達させます。当たった部分は火傷になりますが、非常に細かい(毛穴より小さい)火傷なので自然に修復されていきます。火傷した部分が再生するときに皮膚が生まれ変わりますので、リモデリング(入れ替え)とも言われています。
ニキビ跡にもっとも有効で、毛穴の開きやさまざまな傷跡、妊娠線、シワ、たるみなどにも効くタイプがあります。主な機種名は「フラクセル」「eCO2(エコツー)」「モザイク」「パール」「スターラックス1540」「スターラックス2940」「アファーム」などがあります。「マトリックスIR」は、半導体レーザーをフラクショナル化したものを高周波と組み合わせたものになり、たるみに即効性があるといわれています。
「ウルセラ」というマシンが、たるみ治療器としてFDA認可されています。超音波で筋膜を焼いて縮ませるもので、痛みが強く、一回の治療費も20万円以上と高額ですが、効果も高いといわれています。
※FDAとは
Food and Drug Administration アメリカ食品医薬品局のこと。食品や医薬品、化粧品、医療機器などの消費者が日常的に接する製品の安全性や有効性を厳しく検査し、承認や規制、製造、流通の監視などを行うアメリカ合衆国の政府機関です。
「インディバRF」は、ラジオ波の中でも低い周波数帯を用いて皮膚深部を加熱し、活性化させる治療方法です。もともとはがんの治療のために開発されたものですが、費用効果があることが知られており、メディカルエステの分野で使われております。
電極でマッサージするようにして使用するので、痛みはなく快適です。シワの治療や痩身(そうしん)のために使われていますが、劇的な変化を起こすものではないマイルドな治療となります。
高周波とは、光ではなく電気エネルギーで、古くからは電気メスとして用いられてきました。メラニンに吸収されにくいため、東洋人の肌でも火傷をしにくいというメリットがあります。
主な機種名は「サーマクール」。この高周波マシンは、たるみ治療のスタンダードになっています。「テノール」や「ポラリス」などの名を持つ高周波マシンもありますが、肌への作用はそれぞれ異なります。また「フォトRFオーロラ」という機種は、高周波にシミや赤みに有効なAPL(Advanced Pulse LightはIPLの進化形です)を組み合わせるといったものもあります。高周波と赤外線を組み合わせたマシン「フォトRFリファーム」や「リファームST」なども作られています。
赤外線には温熱効果があることは広く知られていますが、それを強力にして皮膚に照射し、熱によってコラーゲンの生産を活性化するものになります。主な機種名は「タイタン」が有名です。
主にハロゲン光を光源とした治療器です。IPLはレーザーに似ていますが、レーザーよりも広い波長(ブロードバンド)の光を発するため、シミやシワ、赤み、ニキビ、脱毛など、さまざまな症状に効果があります。ただし、さまざまな症状に反応するため、肌が黒っぽい人の場合は火傷を起こしやすくなります。
ダイオードーが発光する光を照射して、皮膚を活性化したり、炎症を抑えたりするなどの効果をもつ治療になります。電灯のような光を当てるだけなので、痛みはなく安全でやさしい治療です。(そのぶん効果もマイルド)
白色(830nm)、赤色(633nm)、青色(415nm)の3種類が主に用いられており、白色と赤色はリフトアップやエイジングケア用、青色はブルーライトと呼ばれ、ニキビ治療に使われています。主な機種名は「オムニラックス」などです。