「キューティクル」カテゴリーアーカイブ

VOL.237 トリートメント剤の正しいつけ方

毛髪で傷んでいるのは、主に毛先になります。根元は生まれたての状態なのでダメージもほぼありません。根元にトリートメント剤をつけると頭皮の毛穴をつまらせ、逆にダメージの原因になりかねません。せっかく使うなら、効かせどころを間違えないようにしましょう。

つけるのは中間から毛先に

水分をまんべんなく行きわたらせておくと、シャンプー泡立ちや指どおりがよくなり、摩擦やからみを軽減できます。

手ぐしでなじませる

両手を交互に使ってコーミングしながらなじませます。数回くり返すと髪にまんべんなくからみます。

仕上げはしぼる

中間から毛先に向かって髪を軽くしぼっていき、トリートメント剤をなじませます。

ヘアトリートメントをもっと効かせる方法

蒸しタオルテク

髪を加熱するとキューティクルが開き、トリートメント剤の浸透がよくなります。目安は3分間です。冷たくなったらはずしましょう。

VOL.222 髪を傷めないヘアブロー

ドライヤーで髪を乾かすときのポイントは、「上から下」と「ななめ45度」の2つです。これを守れば、自然乾燥よりもキューティクルが整い、髪へのダメージも少なくなります。ただ乾かすのではなく、ブローもヘアケアの一部という意識を持つようにしましょう。

正しいドライヤーのあて方

1 根元をしっかり乾かす

ブローは根本からスタートするのが正解です。髪を指でかき上げ、空気を入れながら乾かします。根元の水分を下に落とす感じで手を動かしましょう。

2 髪に対して上からななめ45度に

キューティクルは根元から毛先に向かって重なっているので、中間はその流れにそってなめらかにドライヤーをあてるのが、髪を傷つけないブローの秘訣です。髪に対して上からななめ45度にドライヤーを構えましょう。

3 風の流れは必ず上から下へ

猫の手のようなイメージで、内側から手でコーミングしながら丸くアールをつけて毛先を落ち着かせます。このときも下からは絶対に風を送らないこと。

素早く乾かすにはタオルドライも肝心

力任せにワシャワシャ拭うのは髪にダメージを与えるのでNG!中間〜毛先にかけてタオルで髪をはさみ、水分を押し出すイメージで軽く叩くようにして水気を切りましょう。

間違いだらけのブローの仕方

真横から風をあてる

この角度では風が下に流れないので、乾きが遅くなります。根元以外は上からななめ45度を厳守しましょう。

毛先ばかりを乾かしすぎる

毛先は傷みやすいので、ブローの時間はできるだけ短くしましょう。なのに下からあおられたのでは、キューティクルは整わず、髪もまとまりません。

VOL.221 正しく乾かすことが美髪の近道

濡れたままのほうが髪にダメージが

ドライヤーは髪に悪いは誤解

「ドライヤーの熱で髪が傷むから、自然乾燥にしています」という人は、案外多いようです。確かに、高音で長時間熱を加えるのは髪によくありません。でも実は半乾きで濡れたままのほうが、髪にとってはもっと良くないのです。

普通、髪の水分量は10〜15%ですが、濡れるとキューティクルが開き、そのままでいると水を吸いすぎて髪がふくれ上がってしまいます。髪を乾かさないで寝るのは、わざわざパサパサの髪をつくり出しているようなものです。髪の健康を考えるなら、きちんと乾かしてキューティクルを閉じてから寝ましょう。

ドライヤーの冷風をもっと活用する

ドライヤーの冷風機能を使っていますか?何のためにあるのか分からない、使ったことがない、という人も多いかも知れません。

意外に思うかも知れませんが、ブロースタイリングの鍵は熱ではありません。大事なのは冷やすことです。なぜなら髪の形状がたかまるのは、冷めたときだからです。温めたあとに冷やす工程をプラスすると、何度もカールしなくても効率よくスタイルが定着します。ドライヤーをあてる時間が短くなり、髪への負担も軽減します。

美髪をめざすのであれば、冷風を存分に活用しましょう。

VOL.218 くせ毛が傷んで見える理由

髪表面だけではなく、内部にまでダメージ

くせ毛はうねりがあって光をキレイに反射できないので、毛髪ほどツヤが出ないので、パサついているように見えてしまうのです。

また、実際ゆがんでいる部分はブラッシングなどの際に余計な力がかかってしまうので、キューティクルが乱れやすい傾向にあります。

VOL.217 日常に潜むさまざまなダメージ④ 紫外線

髪表面だけでなく、内部にまでおよぶダメージ

皮膚と同じく毛髪にとっても紫外線は大敵です。キューティクルを構成するタンパク質を変性させ、ダメージが進むと毛髪内部が空洞化します。

最近は、髪用のサンケア剤も出ているので、予防を徹底しましょう。

VOL.215 日常に潜むさまざまなダメージ② 摩擦

ブラッシングや寝るときの髪に注意

上で述べたように、濡れた髪はもっとも弱い状態です。乾かさずに寝ると、摩擦でキューティクルがはがれてしまいます。

また、髪が乾いていても、硬いブラシを使った無理なブラッシングなどは避けましょう。