レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸注入などの言葉も広く知られるようになって、美容治療が身近になってきました。それでも美容治療には抵抗がある人も多いようです。
エイジングは全ての女性の悩みであると思いますが、美容治療を全ての女性が受けるべきとはいえません。当然、費用もかかりますし、リスクがゼロではないからです。
一方、医学が発達し、さまざまな若返りの研究や治療が実現していることも事実としてあります。興味のある人は、まず正しい知識を身につけて、そのうえで治療を受けるかどうかを自分の意思で決めるようにしましょう。
美容治療のメリットとデメリットを正しく理解して、自分で選択することが重要になります。
健やかな髪にも生活習慣が大切
加齢とともに髪が細くなったり、薄くなったりすることがありますが、主な原因はホルモンバランスの変化になります。
女性ホルモンは、髪を豊にする作用がありますが、それが減ると髪のボリュームが減ったり、細くなったりします。とくに更年期ごろになるとその傾向が強く表れます。
加齢以外に髪が薄くなる原因としては、髪の栄養不足があげられます。食生活の乱れや睡眠不足、血行不良、ストレスなどの原因で、髪に栄養が行き届かなくなると、髪は細くなり切れやすくなります。生活全般を見直して睡眠や栄養を充分に摂り、ホルモンバランスを整えることが重要になります。
また、頭皮マッサージやブラッシングなどで頭皮の血行を促進するのも有効になります。更年期ごろから始まる薄毛は、壮年性脱毛と呼ばれて「ミノキシジル」という育毛剤の有効性が確認されています。
血行を促し地肌を育む頭皮マッサージ
指の腹で頭皮をマッサージ
シャンプー時やお風呂上がりに、止めを立てずに5本指の腹を使って頭皮全体を優しくマッサージしましょう。頭皮がやわらかくなって血行が良くなります。
頭皮をゆっくり刺激する
髪を根元から持ち上げて、髪を引っぱるようにしてゆっくりと頭皮を動かします。強く引っぱりすぎないように注意しましょう。
UV ケア、保湿で手のうるおいを保つ
手のエイジングケアはUVケアが重要ですが、日焼け止めだけでは充分ではありませんので、UV手袋なども使用しましょう。手は皮膚が厚いので顔に比べると、シミができ始める年齢は遅くなします。しかし一度できてしまうと取れにくい部分でもあります。
また、台所洗剤は手あれの原因になりますので、ゴム手袋などで手を保護するようにしましょう。手あれ対策にはハンドクリームが必要になります。
ハンドクリームは尿素配合のものが有効ですが、すでにあれている人が使うと傷口にしみることがありますので、尿素以外の中から選ぶようにしましょう。ハンドクリームの選び方ひとつで、手あれの治り方は全く異なってきます。
血行をよくするハンドマッサージ
指を揉みほぐす
手のひらにクリームをなじませ、一本ずつ指のつけ根から指先へ向かって、ていねいに揉みほぐします。
指と指の間を揉みほぐす
指の間にもクリームをなじませ、少し強めに押しながらマッサージします。
ツボを押し、手のひらを揉みほぐす
親指のつけ根にあるツボ「合谷(ごうこく)」は、手の甲にある親指と人差し指の股の部分にあります。「合谷」を押したあと手のひら全体を揉みほぐします。
ワセリンやラノリン配合クリームでパック
唇は皮膚と粘膜の中間で、皮脂の分泌がほとんどありません。角層が薄くてはがれやすい部分です。皮をむしったり、なめたりすると乾燥しやすくなるので、やめるようにしましょう。
乾いた唇を即効ケアする方法は、ワセリンとハチミツを1対1の割合で混ぜた唇パックです。唇に塗ったら、空気穴を開けたラップでおおい、3分ほどおいてからはがします。
皮脂に最も近い脂である「ラノリン」配合のクリームも、唇のケアには効果的です。
ニキビ跡の赤みやシミはピーリングでケア
背中は皮脂が多いので、ニキビができやすい部位になります。ニキビができてしまったら、入浴時では、ナイロンタオルやボディーブラシ、ボディーシャンプーなど肌への強い刺激になるものを避けて、固形石けんと綿タオルで洗うようにしましょう。インナーは綿素材で、肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。そして食生活を整えることや睡眠時間の確保も大切になります。
ニキビ跡の赤みやシミにはピーリングとビタミンC誘導体配合の化粧品が効果的です。背中は皮膚が厚いので、ピーリングを週2〜3回行うのも有効です。
バストはサイズの合った下着
乳腺はクーパー靭帯という繊維状の組織が支えることで、形を維持しています。しかし加齢やくり返し与えられる振動などで、しだいに靭帯が伸びてしまうことでバストが下がってしまいます。このクーパー靭帯を伸ばさないように気をつけることが大切なので、普段から胸のサイズに合った補正力のあるブラジャーをつけて、若々しいバストラインを守りましょう。
ノーブラで歩くことは、クーパー靭帯に負荷がかかり、バストが下垂する原因にもなります。スポーツの時もスポーツ用ブラなどを正しく使いましょう。また急激なダイエットはエストロゲンを減少させ、バストダウンをさせますので注意しましょう。
デコルテはUVケア
デコルテは、衣類の上から知らないうちに日焼けしていることが多いものです。日焼け止め化粧品を塗るだけでは不十分なので、ストールなどでのUV対策が大切になります。
さらに、ビタミンC誘導体配合の化粧水でのケアも有効です。ビタミンC誘導体は抗酸化作用があり、シミやニキビを防ぎます。同時にコラーゲンを増やす働きで、肌のシワやたるみを予防してハリを与える効果も期待できます。レチノール配合の化粧品もコラーゲンの量を増やす作用がありますのでおすすめします。
デコルテとは
首筋から肩周りにかけてと胸元の部分をトータルで「デコルテ」と呼ばれています。
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