「食べるスキンケア辞典」カテゴリーアーカイブ

VOL.929 女性ホルモンの大きな役割②

血管系、骨、皮膚、神経系を若く保つ

妊娠を助ける

排卵期に子宮内膜を厚くして、受精卵の着床を促すほか、体温を上げて受精卵が育成されやすい環境をつくります。妊娠しない場合は子宮内膜が体外に排出されて、生理となります。

老化を遅らせる

ツヤツヤした髪の潤いと弾力のある肌などといった、若々しさを維持するのも女性ホルモンの働きです。細胞の新陳代謝や皮膚のコラーゲンの生成にも関与しています。

健康維持に役立つ

血中コレステロールを抑える、カルシウムが骨に沈着するのを助けて、強い骨を作るなど、女性の健康維持増進に役立ち、生活習慣病のリスクを抑えています。

VOL.928 女性ホルモンの大きな役割①

女性ホルモンは卵巣で作られる

女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があり、いずれも脳の視床下部からの指令を受けて、卵巣から分泌されます。ふたつのホルモンは異なる役割を受け持っています。それぞれの分泌量が増えたり減ったりすることで、約1ヵ月間の月経周期やそれに伴う身体の変化がつくられます。

エストロゲンが増えるのは、生理が終わった後から排卵までの「卵胞期」です。排卵に備えて子宮内膜が増殖して厚くなります。この時期は、心身の状態がともによくなる傾向にあります。

排卵後、プロゲステロンが分泌されます。プロゲステロンは妊娠しやすい身体を維持するために、栄養や水分を体内に蓄えようとします。この頃、月経前症候群などが起こるのもこのためです。しかし妊娠しなかった場合は、ふたつのホルモンが減り、生理が始まります。

エストロゲン

排卵前に分泌量が増えるのがエストロゲン(卵胞ホルモン)です。女性らしさを作るホルモンでもあります。思春期になると丸みを帯びた体つきになるのも、このホルモンの働きです。また、髪や肌の美しさを保つ役割もあります。

プロゲステロン

排卵直後から分泌量が増えるのがプロゲステロン(黄体ホルモン)です。妊娠に備えて体温を上昇させたり、子宮内膜を受精卵が着床しやすいようにします。妊娠すると分泌が続き、受精卵が育成されやすいように子宮の環境を整えます。

VOL.927 女性ホルモンの役割と不調の関係

40代後半から起こる変化

女性の「更年期」は体調の変化が起こる大切な時期です。期間は50歳前後の閉経を挟み、約10年間ほど。閉経に向けて、月経のリズムをつくり出している女性ホルモンが減少していく過程で月経不順が起こり、様々な体調の変化があらわれます。

ほてりやめまいのほか、うつなどの症状を訴えることもあります(更年期の症状)。変化の表れ方はひとそれぞれで、個人差があります。更年期における変化はホルモンの減少だけでなく、環境やライフスタイルの変化、ストレスなどの要因も絡んでくるからです。

例えば子離れや仕事における転機など、女性としてのライフステージと更年期が重なる人もいます。心の状態や環境の影響を大きく受けるため、ほとんど変わりなく過ごせる人もいれば、とても辛く感じる人もいるわけです。日常生活を送ることさえ辛い状態になると「更年期障害」と呼ばれ、治療が必要になることもあります。

VOL.721 分量と調理 〜用語辞典

軽量の単位

1カップ=200ml
1合=180ml
大さじ1=15ml
小さじ1=  5ml

揚げ油の温度

高温=170〜180℃
中温=160〜170℃
低温=150〜160℃

こちらを目安にしてください。

VOL.720 ゆずこしょう 〜用語辞典

ゆずこしょうは、あらきざみした青とうがらしと、皮をすりつぶした青ゆず、塩を入れてすりつぶし、熟成させたものです。

名称の「こしょう」は九州の一部の 地方の方言で、「とうがらし」のことです。九州の名産で、九州では使用頻度が高く、一般的な調味料として知られています。
また、青唐辛子を使った緑色のものと赤唐辛子を使った朱色のものがあり、前者は辛みが強く、後者は香りが強い傾向があります。

柚子の香りと唐辛子のピリッとした辛さが、特に鶏肉との相性が良く、水炊きや団子汁、焼き鳥、刺身などの薬味としてよく使われます。

VOL.719 みょうばん 〜用語辞典

みょうばんは、一般的には、硫酸化アルミニウムカリウムを指し、カリみょうばん(カリウムみょうばん)とも呼ばれています。

無色透明の正八面体の結晶体で、料理では、ナスの漬物やレンコンの下ごしらえのほか、素材の色を保ったり、煮くずれを防いだり、アクを抜いたりするのに、結晶体の水分を飛ばした焼きみょうばんが使われます。