VOL.498 牛肉入り中華風炊き込みご飯

たっぷりのキノコでご飯を減らすヘルシーな一品

材料(6人分)

牛もも薄切り肉・・・200g
 しょうゆ・・・大さじ1
 酒・・・大さじ1
 片栗粉・・・大さじ1/2

米・・・2カップ
エリンギ・・・4本
にんじん・・・30g
チンゲン菜・・・1株
しょうが・・・1片

A
オイスターソース・・・大さじ1/2
砂糖・・・小さじ1
しょうゆ・・・大さじ1/2
酒・・・大さじ1
水・・・1カップ

作り方

①米は炊く30分前にとぎ、ザルにあげて水気をきります。

②牛肉は食べやすい大きさに切り、しょうゆ、酒で下味をつけてから、片栗粉をまぶします。エリンギは3〜4cmの長さにしてから縦に薄切りにします。

③にんじん、しょうがはせん切りにします。チンゲン菜は斜め1.5cm幅に切り、少量の塩、油(各分量外)を加えた熱湯でサッと茹で、ザルにあげて水気をよく切ります。

④鍋にA、しょうがを入れて火にかけ、煮立ったら牛肉を広げながら加えます。肉の色が変わったら、にんじん、エリンギを加えてサッと煮ます。ザルにあげて具材と汁を分けます。

⑤①を炊飯器に入れて、④の煮汁、水を合わせて通常の水加減にして炊きます。炊き上がったら④の具材、チンゲン菜を加え、混ぜ合わせたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・リン・鉄・亜鉛・食物繊維

VOL.497 牛肉〜赤身を選べば栄養豊富

赤身ならタンパク質が多く、ビタミン、ミネラルも補給可能

【主な栄養素】

ビタミンB2

ビタミンB2は水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー生産に関わる酸化還元酵素の補酵素として働きます。特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。

ビタミンB1が糖質の代謝に関わるのに対して、ビタミンB2は特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。「発育のビタミン」ともいわれ発育促進と美容に欠かせない栄養素です。

ビタミンB2が不足すると
成長促進、皮膚や粘膜の保護といった働きがある栄養素なので、不足すると脂漏性皮膚炎、口内炎、舌炎、口角症、子どもの成長障害などを引き起こすことがあります。

ビタミンB2を過剰摂取すると
過剰摂取した場合は尿中に排泄されるため、過剰症の心配はありません。

現代人には不足がちな栄養素なので、食べ物から積極的に摂取しましょう。

タンパク質

筋肉や皮膚、髪などはすべてタンパク質からできています。

タンパク質は炭水化物・脂質とあわせて三大栄養素と呼ばれています。人間の筋肉や臓器、体内の調整に役立っているホルモンの材料となるだけでなくエネルギー源にもなっている必要な栄養素です。主にアミノ酸によって構成されています。

アミノ酸や、アミノ酸がつながったペプチドに分解されて体に取り込まれたあと、必要なタンパク質へと再形成されます。

自然には多くのアミノ酸が存在していますが、体の材料となりうるアミノ酸は、このうちの20種類です。これら20種類のアミノ酸がそれぞれの目的にあわせて数十~数百個以上結合し、約10万種類のタンパク質に形を変えます。

筋肉や肌、髪が同じタンパク質からできているのに形が異なるのは、このようなアミノ酸の組み合わせによるものです。

また、20種類のアミノ酸のうち9種類は体内で合成できないため食事から摂取する必要があります。これを必須アミノ酸、それ以外の11種類を非必須アミノ酸と呼びます。

動物性タンパク質と植物性タンパク質の違い
最大の違いは必須アミノ酸のバランスにあります。

動物性タンパク質は多くのものが9種類の必須アミノ酸を含んでいますが、一部の植物性タンパク質は不足しているものがあります。アミノ酸全体の働きは不足している必須アミノ酸のレベルにあわせて制限されてしまうので、タンパク質を摂っているつもりでも足りていなかった、となってしまうことがあります(アミノ酸の桶の理論)。また、体内の吸収率も動物性タンパク質97%に対して、植物性タンパク質は84%となっています。

タンパク質が不足すると
体を作る材料が減ってしまうので、筋肉量の減少や、肌や髪のトラブル、集中力・思考力が下がってしまうことがあります。またタンパク質には保温効果があるため、不足すると体が冷えやすくなる可能性もあります。

逆に過剰摂取は体に大きな負担をかけることがあります。動物性タンパク質を意識するあまり、脂質も多く摂ってしまいカロリーオーバーや肥満を招く可能性も考えられます。

他にも、腸内環境の乱れや肝臓・腎臓にかかる負担からの内臓疲労も高まる可能性があります。

亜鉛

体内で新しい細胞をつくるときに、タンパク質を合成するのに必要なミネラルです。不足すると味覚障害や免疫力の低下、肌荒れなどを招く原因になります。

亜鉛は体内で作ることができない「必須微量ミネラル」で、体内に約2〜4g存在し、歯、骨、肝臓、腎臓、筋肉に多く含まれます。

200種以上の酵素の構成や酵素反応の活性化、ホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、免疫反応の調節などに作用し、身体の成長と維持に必要な栄養素です。

また、味覚に関わる細胞をつくる働きもあるので、食べ物をおいしいと感じるのに欠かせません。

亜鉛が不足すると
亜鉛が不足すると、貧血、味覚障害、皮膚炎、免疫機能低下によって感染症にかかりやすくなるなど様々なリスクが高まります。子どもの場合は成長障害、男性の場合は性機能低下が起きることもあります。

近年、過度なダイエットによる亜鉛不足が原因とみられる味覚障害が若い女性を中心に発生しており、ダイエットをしている方は注意が必要です。

また、亜鉛は汗の中に多く含まれるため、スポーツをしているなど、発汗量が多い人は不足しないよう心掛けましょう。

亜鉛を過剰摂取すると
通常の食生活であれば過剰摂取の心配はありませんが、サプリメント等で過剰摂取すると急性亜鉛中毒になる可能性があります。

急性亜鉛中毒になると胃障害、めまい、吐き気などの症状がみられます。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□肌トラブル
□生理不順
□貧血

【選び方・保存のコツ】

当然、赤身の方が脂肪が少なくてヘルシー。赤い部分は色が深いと熟成していて、やや黒みがかった赤色が美味しいとされています。脂身はクリーム色がかっているほうがよいでしょう。

また、牛肉は冷凍も可能です。薄切りならできるだけ重ならないように薄く広げましょう。解凍するときは冷蔵庫に移して徐々に行うのがポイントです。

牛肉で摂れる美肌栄養素

ビタミンK・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・タンパク質・カリウム・リン・鉄・亜鉛

VOL.496 魚介編について

日本の食生活の主役は、長い間魚介類でした。だから私たちの生活、身体に合ったタンパク源として、長寿の国の礎となってきました。

上質な脂質やタンパク質をもつ魚は、残念ながら近年の消費量が減っているそうです。旬の美味しさを楽しみながら、もっと魚介を多く食べるよう工夫していきましょう。

次回からは、肉についてのお話になります。

VOL.495 秋になったら味わいたい 〜さんま

EPA、DHAを豊富に含む脂が魅力です。EPAは血液をサラサラにし、DHAは脳に働きかけます。ビタミンB2は皮脂の調整に役立ちます。

さんまの黒酢薬味だれ

黒酢と薬味で臭みを抑えてさっぱり味わう一品

材料(2人分)

さんま・・・2尾
 塩・・・少々
 酒・・・大さじ1/2

小麦粉・・・適量
油・・・大さじ1/2
しょうが・・・1/2片
長ねぎ・・・5cm
香菜・・・適量

A
しょうゆ・・・大さじ2/3
酒・・・大さじ1/2
黒酢・・・大さじ2/3
砂糖・・・小さじ1/3
実山椒・・・適量

作り方

①さんまは頭、ワタを取り除きます。水洗いして水気を拭き取って、塩、酒で下味をつけて、しばらくおきます。

②フライパンに油を熱し、薄く小麦粉をつけたさんまを入れて、中火でこんがり焼き、中まで火を通します。

③しょうがはせん切りにして、長ねぎは白髪ねぎにします。Aの実山椒は粗く挽き、その他のAと混ぜ合わせます。

④器に②を盛り付けて、しょうが、長ねぎ、手でちぎった香菜をのせ、Aをかけたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・リン・鉄・ヨウ素

VOL.494 夏になったら味わいたい 〜うなぎ

ビタミンB1、B2が豊富なうなぎは夏のスタミナ源として昔から親しまれています。ビタミンAは吸収率もよく、美肌に効果的です。

うなぎのチヂミ

にらや卵もスタミナ源にパリッと焼いて食感も楽しむ一品

材料(2人分)

鰻の蒲焼き・・・1串
にら・・・1/2束

A
卵・・・1個
小麦粉・・・1/2カップ
塩・・・少々
水・・・1/4カップ

油・・・大さじ1/2
ごま油・・・大さじ½

B
酢・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・大さじ1/2

いり黒胡麻・・・適量

作り方

①うなぎは2cm幅に切り、にらは1cmの長さに切ります。

②ボウルにAの卵を溶きほぐして、その他のAを加えて生地をつくり、①を加えて混ぜ合わせます。

③フライパンに油、ごま油を熱し、②を流し入れて、丸く形を調えます。両面を色よく焼き、中まで火を通します。

④食べやすい大きさに切り、器に盛り付け、黒ごまを振りかけたら完成です。混ぜたBをつけて食べます。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・ヨウ素・食物繊維

VOL.493 マグロの漬けとトマトの和えもの

トマト入りの山かけは彩りもいい一品

材料(2人分)

マグロの赤身(刺身用ブツ切り)・・・100g

A
しょうゆ・・・大さじ⅔
みりん・・・小さじ1
わさび・・・適量

トマト・・・1個
長いも・・・80g

作り方

①マグロは大きければ食べやすい大きさに切り、混ぜ合わせたAをからめます。

②トマトはくし形切りにしたあと半分に切ります。長いもは皮をむいて棒状に切ってから、キッチンペーパーにはさみ、包丁の柄などで粗く崩れる程度にたたきます。

③①を器に盛り付け、②と和えたら完成です。お好みでわさび(分量外)を添えます。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・タンパク質・マグネシウム・リン・鉄・ヨウ素・食物繊維

Make a feels & Give to you