「BEAUTY」カテゴリーアーカイブ

VOL.571 春のお手入れ注意点

春のお手入れにおいて、最も気をつけたいのが紫外線対策です。多くの女性は日差しが強くなる夏になってから、ようやくUVケアを始めるのではタイミング的に遅いのです。春のうちからしっかりと紫外線対策を行い、夏に向けて日焼けにくい肌を作っておきましょう。

また、この時期は暖かくなり始めた開放感と、各化粧人メーカーから春夏の新製品が出揃うこともありますが、ついサッパリ系のケアに走ってしまいがちです。とくに乾燥肌の人は、冬の名残りであるザラつきが残っているので、保湿を忘れないようにしましょう。できればスキンケアの締めは乳液よりもクリームがいいでしょう。

目のまわりのシワが気になるなら、朝晩のアイクリームを忘れないようにしましょう。逆にベタつきが気になる方は、そろそろホワイトニング洗顔やホワイトニングローション、ビタミンC入りの美容液などを使い始めてもいいでしょう。

ここまで保湿にこだわるのは、水分を含んだ肌は日焼けしにくいからです。ローションパックやラップパックを日常的に取り入れて水分補給をしましょう。

VOL.570 火照り改善の食品とケア

血液サラサラ食材と肌を鎮静させるケア

炎天下でテニスをした、緊張で顔が紅潮したというものから、手足は冷たいのに顔だけポッポするという体質的なものまで、火照りのタイプはさまざまあります。
一般的には、のぼせや火照りは血液の循環をよくすると改善されることが多いです。

オススメの食材としては、たらこ、うなぎ、カボチャ、アーモンド、ピーナッツなどがあります。これらはビタミンEを含んでおり、ホルモンのバランスを整えたり、血行を促進してくれます。また、血液をサラサラにしてくれるイワシ、サバ、サンマなど背の青い魚、ブリ、トマト、玉ねぎ、納豆も火照りを沈めてくれる食品です。

スキンケアについては、たとえば夏の強い日差しを浴びて火照りが消えないというなら、まずは肌を鎮静させることです。クレンジングをしたあと、冷蔵庫で冷やしたタオルをラップで包み、粗熱をとるように顔にのせます。これだけでも火照りは治るはずです。

一方、手足は冷たいのに顔はポッポするという方は、おそらく血行がよくないようです。バスタブにゆっくりと浸かって半身浴をしたり、身体を温める食材を積極的にとるようにして体質改善を目指しましょう。身体を温める食材は、ニンジン、カボチャ、長ねぎ、にら、しょうが、唐辛子、鶏肉などです。

冷えが気になる方は、夏でも氷の入ったジュースではなく温かいハーブティーという具合に、年間を通して無理をしない程度に、温めることを意識しましょう。

VOL.569 カサカサ唇改善の食品とケア

消化のよい食事としっかり保湿ケア

いくら肌のお手入れをきちんとしていても、また、完璧にメイクをていても、唇がカサカサして皮がむけていたら、百年の恋も冷めるというものです。ツヤのあるバラ色の唇は女性らしさの象徴ともいえます。肌と同様に唇のケアも大切です。

そもそも唇がカサカサになるのは、乾燥のせいもありますが、胃の粘膜が荒れていることが多いようです。たとえば辛いものを食べすぎたり、栄養のバランスが悪いなど、何か思い当たることがあれば、胃を刺激しない食事を摂りましょう。また、ビタミンC、Eの不足もカサカサを招くことがあります。

そんな時はおかゆやジャガイモなど、消化のいいもの食べたり、キウイやグレープフルーツなどでビタミンCを補い、逆に消化に時間がかかっていに負担をかける繊維質の多いものは避けるようにしましょう。また乾燥対策には、βカロテンがオススメです。カボチャやニンジンに多く含まれていいるので、煮物や味噌汁のどに入れるのもいいでしょう。

スキンケアについては、やはりメインは保湿になります。保湿用の美容液を唇に塗る、肌と同じようなケアをします。また昔から肌荒れにはハチミツがいいといわれています。ハチミツは天然の潤滑剤。たっぷりと唇に塗り、その上からラップを被せて5分間おきます。唇がしっとりしています。

カサカサ唇と同様に、唇のくすみというのも美容においてはマイナス要素です。唇の色が悪いときには、とにかくリンパマッサージをします。耳の後ろにあるくぼみ(耳下腺)を刺激し、顔にたまった老廃物を流していけば、しだいに代謝がよくなり、唇がバラ色になっていきます。簡単なマッサージなので、唇の色がどうも…という日には、お出かけ前にぜひお試しください。

もしかしたら、冬に唇が乾くのは仕方がないと考えている方がいるかも知れません。でもカサカサ唇は放っておくと唇の縦ジワを定着させるので要注意です。メイクに関しては、乾燥を加速させるパール入り口紅は要注意です。普通の口紅の上から薄くグロスを塗ってみてください。唇の乾燥が目立たなくなるだけではなく、カサカサ唇の予防にもなります。

VOL.568 ニキビ肌改善の食品とケア

ビタミンB2を摂って予防ケア

大人のニキビはいつも同じような場所に現れて、なかなか消えてくれないのがやっかいです。炎症がひいても跡が残りやすいので、とにかく予防をすることが大切です。そのためにも食事はとても重要な要素になります。

ニキビや吹き出物を防ぐなら、まずは腸内環境を整えることからです。身体の中から綺麗にお掃除することで、ニキビのできくい身体にしていくのです。それにはコンニャクが活躍してくれます。こんにゃくの主成分である食物繊維(グルコマンナン)が、腸内の掃除をしてくれるからです。腸内環境を整えて、ニキビや吹き出物を抑えるので、みそ汁や煮物の中に入れて、ときどきメニューに登場させてください。

さらに、ニキビ予防にいいといわれるのが、ビタミンB類です。皮膚の炎症には、とくにビタミンB6が有効で、レバー、ジャガイモ、バナナ、イワシ、マグロ、サケなどに含まれます。また、皮脂からくるニキビや吹き出物にお悩みの方は、ビタミンB2を積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンB2は美容ビタミンとも呼ばれ、脂質の代謝に欠かせないものです。イワシ、サバ、サンマなどの背の青い魚のほか、うなぎ、牛乳、納豆、しじみなどにも含まれています。また、エビやカニなどの甲殻類やイカ、タコが好きな人は、額に白いニキビができやすい傾向があります。気になる方はそうした食材を控えたほうがいいでしょう。

ホルモンバランスのくずれやストレス、皮脂の過剰分泌など、ニキビの原因はさまざまですが、オイリーな状態だけではなく、乾燥しすぎた肌にできることもあります。しかし、生理前の吹き出物などは、ある程度予測ができますから、そろそろ出そうだなと思ったら、リンパマッサージやスクラブ洗顔で肌表面を柔らかくして、吹き出物をができにくいようにしておくのも賢い先手必勝方です。

では、ニキビができてしまったら。
少量のアルコールを含む化粧水をコットンに含ませて、やさしくニキビの部分を殺菌したあと、芯がある場合には清潔にした指先で、潰さないようにニキビのまわりをもみほぐし、あご下をリンパマッサージします。その後にビタミンCパックをして色素沈着を防ぎます。くれぐれも潰さないようにしてください。そこから雑菌が入って炎症を起こしたり、ニキビ跡の原因にもなりかねないからです。また、美白系の美容液も毛穴を引き締める効果が期待できるので、脂性肌にはオススメします。

VOL.567 シワ改善の食品とケア

ヒアルロン酸と保湿で肌をいたわる

少し慌ただしい日が続いたりして、睡眠や食事が十分に摂れないときもあります。すると肌はカサカサに、頬には無数の縦ジワができてしまうのを見ると、肌は正直だなと思うでしょう。そんな時にいくら高級な化粧品を塗ってもダメです。体内の不調が原因でできたシワは、やはり体内から治さなくてないけません。質のいい睡眠と栄養たっぷりの食事、そしてリラックスすることが一番の特効薬です。

食べてシワ予防をするならハチミツがオススメです。ハチミツにはミネラル、酵素、ブドウ糖、ビタミンが豊富なので、肌を強く滑らかにします。レモンを加えてお湯を注いだドリンクにしたり、トーストにつける、紅茶に入れるなど、摂り入れやすい方法で食事に加えてみてください。

また、ヨードやカルシウムを多く含むひじきは、皮膚や髪の毛の老化を予防することで有名です。水で戻してから油揚げ、ちくわ、こんにゃく、豆、レンコン、にんじんなどと組み合わせて、ごま油でサッと炒めてから煮ると、いろいろな栄養が一度に摂れる完璧な美肌煮の完成です。

さらに乾燥肌の話でも紹介したヒアルロン酸も忘れてはいけません。そもそも肌が乾燥しやすいとシワになりやすいので、シワ予防には保湿が重要なのです。強力な保湿力を持ち、肌の針を保つのに一役買ってくれるヒアルロン酸はサケ、カレイ、鶏手羽肉、山いも、里いもなどに含まれています。

お手入れは、マッサージで筋肉を元気にしてあげるのが効果的です。そうすると弾力を強化できるのです。また、縦のシワには横に、横のシワには縦に、つまりシワが消える方向につまんで修整するのも地味ですが大事なケアです。さらにシワになりやすい目元や口元には、美容液やクリームをこまめに使って保湿を心がけましょう。

シワは一日にしてならず。一年かけてつくったシワを戻すには、3年かかるといわれます。だから予防が重要なのです。

VOL.566 むくみ改善の食品とケア

カリウム摂取とリンパマッサージ

顔がむくんでいるからといって、水分を控えるのは間違いです。むくんだ時こそ水分をたっぷり摂って、体内から塩分を排出することが肝心です。朝コップ一杯のぶところを二杯という具合にして利尿を促すようにしましょう。

食べ物で同じような働きを求めるなら、利尿効果を高めてくれるカリウムを摂るのが効果的です。水分が98%といわれるキュウリやスイカ、わかめ、じゃがいも、バナナ、メロンなどにカリウムが含まれています。
ただし、利尿作用のあるものは、寝る前より昼間食べたほうが、余分なものが排出されやすいといいます。

お手入れで飲む解消法としては、リンパマッサージがオススメです。たっぷりのマッサージクリームを使って、耳の後ろのくぼみ(耳下腺)、首の両側、鎖骨のくぼみ、、脇の下などにあるリンパ節を順に指で押し、ゆっくりと老廃物を流し出し体内を浄化していく、いわば解毒ケアです。

しかし、むくみの場合、スキンケアではなかなか解消できないのが事実です。栄養バランスのいい食べ物や質のいい睡眠、そしてマッサージなど、体の中からケアしていくのが一番です。その上で自分に合ったスキンケアをすれば、肌はどんどん輝き始めます。

全てのトラブルに共通することが、どうせ治らないからといって放っておくと、状態はどんどん悪化することになります。寝不足で顔がむくんでいると感じたら、30分でも40分でも時間を見つけて横になりましょう。美肌づくりの基礎は、先手必勝です。