Vol.103 アトピー性皮膚炎の悩み Q&A

Q. 生活環境が変わったせいか、一年ほど前から急にアトピー性皮膚炎になりました。かゆみがひどいのですが何か対策はありますか。

A. 皮膚科医の指導のもと薬でコントロールしながら、できる限り生活改善をしましょう。

大人になってからアトピー性皮膚炎を発症する人が増えています。顔に症状が出るのが特徴で成人型アトピー性皮膚炎と呼ばれています。

とくに成人型の場合、残業が続いたら急に症状が出るなど、睡眠不足やストレスとの、密接な関係があると考えられています。まずは早寝早起きを心がけて、できるだけ規則正しい生活を送るようにしましょう。

皮膚科では、かゆみ止めの飲み薬と、ステロイドの塗り薬を中心とした治療をします。かゆみに対してはステロイドが効きますが、長期間大量に使うと、皮膚が薄くなてしまうなどの副作用があります。ただし、まったく使わないとかきむしってしまい、よけいに悪化することもあります。皮膚科医の指導のもと、適量の薬で抑制することが大切です。また、漢方薬が有効な場合もありますので、漢方を取り扱っている病院に相談するのもいいでしょう。
 

アトピー性皮膚炎に使われる漢方
アトピー性皮膚炎は、遺伝的な体質が関係しています。一度治ったと思っても、不健康な生活が続くと再発する恐れもあります。漢方では、かゆみの表面的な症状を緩和するものと、根本的な体質改善を行う二つの方法で治療します。

表面的な症状をとる代表的な漢方は、幹部がジュクジュクしている場合には「越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)」「消風散(ショウフウサン)」などの石膏を含むものを用います。顔と首の赤みや熱感が強いタイプには「白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)」「黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)」などを用います。熱感がなくてカサ傘している場合には「」などの血液を補うものを用います。

根本的な体質改善には、ストレスが強い人には気のめぐりをよくする処方をし、血行が悪い人にはそれを改善する処方をするという選択をします。

成人型アトピー性皮膚炎は、とてもデリケートな治療になりますので、信頼できる漢方医と皮膚科医を探して、漢方と西洋医学を併用しながら根気よく治療を続けることが大切になります。

VOL.49 ひどく乾燥したらを参照してね。

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