Q. 化粧品などがかぶれやすく、敏感肌だとおもうのですが、どんなケアがいいのでしょうか。
A. みずから敏感肌をつくっている場合も多いのですが、低刺激の化粧品を使うようにしましょう。
実は敏感肌には二つのタイプがあります。間違ったスキンケアによってみずから敏感肌を招いているタイプと、生まれながらの肌質によるタイプの人です。そして前者に該当する人が思いのほか多いようです。
間違ったスキンケアが肌を敏感にさせる
間違ったスキンケアは、肌をあらしたり乾燥させたりする原因となります。それにより、角層のバリア機能が低下して、外からの刺激を受けやすくなり、肌が敏感になってしまいます。この場合は、正しいスキンケアをすることで改善することができます。
間違ったスキンケアとは、クレンジングのやりすぎや、肌に負担となる日焼け止め化粧品を塗ること、合わない化粧品を使い続けることなどをさします。また、寝不足などの不規則な生活は、肌の抵抗力を低下させてしまい、デリケートな肌の状態を作り出しますので気を付けましょう。
低刺激の化粧品と、シンプルなスキンケアアイテム
生まれながらの敏感肌とは、もともと肌が薄かったり、乾燥しやすかったり、外からの刺激に対して、過剰に反応しやすいなどの特徴があります。
普通の人が刺激と感じない程度の刺激に反応します。たとえば、髪が触れるだけでかゆいとか、化粧品に含まれるほんのわずかなアルコールでかぶれて赤くなるといったものです。
このような場合には、低刺激の化粧品を使って、スキンケアのアイテムもシンプルにして、何品もつけるのは避けましょう。
生理前や寝不足のときなど、一時的に敏感になる人もいますので、その場合にはクレンジングを使わずに、石けん洗顔のみにしましょう。洗顔後は、保湿美容液だけをつけます。メイクなどは軽めのルースパウダー(粉おしろい)やパウダーファンデーションなどを使うようにしましょう。